2018.10.11

ホトトギスが咲いたので

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 裏口にささやかにあるホトトギスの花が咲いた。急に秋深くなっていくような冷え込みを感じたらようやく咲いた。早ければ秋草たくさんの中に一緒できたのだが長く葉ばかり育っていてやがて小さな蕾を少しずつ付けるようにはなった。
 
 友人が生け花作品展のチケットをくれたので行ってきた。秋は紅葉や実のものもあるので生け花作品の幅も広がり見ごたえがある。友人の作品は格調高くシンプルでしっかりした作品だった。どの作品にも敬意を払って拝見して回った。ところが思いがけずに同じ流派の人と出会ってしまった。立ち話を40分ほどした。生け花のこと、本部のこと、支部のこと、知っている皆さんのことなどだ。しかし、ここでまた花生けの勧めが大変だった。教授者活動を停止していて休業中だから不可能だと言うと諸流展の花でなく華道協会の常設展示の花でいいと言われた。流派が持ち回りでやっている。慌てて私はなんだかんだと言ってとにかくその場から逃れて帰ってきた。
 
 裏口に少しだけ咲き出したホトトギスを見てなんとなく小品を生けたいと思ったので摘んで家に入った。花生けすることはこの先までもずっと数こなして精進していきたいとは思う。昔盛んにやっていた頃の感覚になったらもっと上を目指したいとも思う。今でもちょっとは観られる花は生けられるとも思っている。花鋏持ってから半世紀に近くなっているのだから、失敗の方が圧倒的に多いかもしれないけど無心に魂入れ込めて生けている。
 しかし展示花を生けに行く気にはなれない。少なくとも今は。たぶんこれから先も。
 深いジレンマかもしれない。しかしホトトギスの何本かと対話しながら生けた花は拙いものであっても愛おしく感じられる。何がさびしいのかわからないけど何か感じて帰宅してそのさびしさから解放された。心の中は秋陽。しかも澄んだ空気が漂っている。


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2018.09.29

曼珠沙華

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 台風が接近している。今夜から明日昼頃までが暴風雨とか。家の周りの飛びそうなものを片付けたりして、そうだと思い我が家に咲いているささやかな花たちを切って家に入った。ヒガンバナとニチニチソウだけだ。そして花生けした。
 
 マンジュシャゲとはヒガンバナの別名だが漢字にするといかにも仏教のイメージがある。「曼珠沙華 一むら燃えて 秋陽つよし そこ過ぎてゐる しづかなる径」 という短歌が高校の教科書にあった。作者は木下利玄。この作者のこれ以外の作品をまったく知らず、また作者に関しても知らない。ただ強烈な印象を持ってこの短歌は心に残っている。根茎に毒を持つ花がワッと燃え立つように咲いている秋の初め頃、まだ日差し自体は力がある。そこ過ぎてすーっと伸びる径(道のように幅広い大きなものでない小径)は絵画のようにいろいろな想像を掻き立てる。そこ吹く風はスーッとした秋の風だ。間違いなく毎年彼岸頃目指して咲くヒガンバナ。彼岸も過ぎたし何やら秋深まってゆく華やかなイメージすらあるマンジュシャゲ(やはり曼珠沙華と書いた方がもっといいかも)に怪しいイメージを拭ってあげたい。
 
 陶製花器に並べるように生けてあるが左側に満開とそれに近いものをほぼ等間隔に生け(剣山の足元は縦一直線になっている)右側に蕾とわずかに開いているものをリズミカルに遊ばせた。(剣山の足元は横一直線になっている)配材として白いニチニチソウを根元に挿した。マンジュシャゲに葉が無いので多めに葉を見せた。
 台風に遭って倒れたり折れたりっしては可哀そうということでに俄かに生けることになったが、それだけできっと花たちは喜んでくれたと思う。花以外でも大きな被害に遭わないように祈る。

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2018.09.22

秋草を少しだけ

Cimg0630_r お彼岸にお花をと買いに行きそれらしいセットになっているものを購入した。開いてみると秋草数種類。丈は低いし少しずつではあったがワレモコウ、オミナエシ、リンドウ、コギクだった。我が家の庭に出て赤いヒガンバナとタカノハススキをこれまた2、3本と少しずつ切ってきた。それらをとりあえず竹籠花器に生けた。花の種類的には偶数なのだがコギクが品種違いで二種だったので奇数となった。そしてそれらを自然に投げ入れした。セットになっているそのものみたいにも見えるが一応考えて1本1本挿している。リンドウが青色に写ってしまうのが(私が写し下手なのだが)残念。これこそチャチャッと投げ入れして「おままごと」のようなもので人に観ていただくものではないのだけど秋のささやかな感じだけをと自分を甘やかして恥ずかしくもなくアップしてみた。いつかワッとある花材から沢山を選んで観ていただくに足る作品を生けてみたいと思う。もう花展に参加は無いと思うので、運よくそういうチャンスがあればいいなあと思っている。
 
 昨年東北の同期生の花展を訪ねたことを思い出している。ほぼ一年になる。人の指導をしていっているし日々の研鑽も積んでいる彼女たちの作品はそれぞれの個性を輝かせながらもその深さが伝わってきた。花生け愛好家となっているのでまあいいかではなく、少しでも昔の生け込み、生け込みを繰り返す努力、それから生まれてくる喜びをやはりごく稀にでもいいから得たいと思う。
 
 この写真だけ撮ってからそれらを入れ直してお仏壇に差し上げた。ぶ然とされるかなとも思い、我が家であんこを炊いて作った白玉だんごを一緒にお出しした。
 私は秋草の軽やかですっとした秋の空気を感じさせてくれるところが好きだ。心は直ぐに花野へと飛んでゆく。


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2018.09.14

秋の訪れ

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  またまた体調不良などに悩まされ、ブログ更新もままならなかった。気が付けばもう九月半ば。そしてすっかり風は秋の風。草むらでは虫の声。日中、真夏日となって残暑があってももはや日差しの強さは違う。そこで瞬く間に乾いていた洗濯物も日中いっぱい干していてなんとかという具合になった。あの酷い暑さからようやく逃れられたと思った。菊の節句に菊三昧で花生けもしたかったのだけど今年は見送った。
 
 写真は笑い転げるネコちゃんで、キャサリンハムネットTシャツのリメイクバッグに住み家を定めたところからキャサリンと名前を付けたのだけど、何分笑い袋なものでどうしても子猫やギャル猫の大笑いでなく親父風。でもこうして直ぐにでも笑いに行きますよとバッグから顔見せているところを見ると、あら可愛いわねーと思う。実際、心身ともに具合がよくない時にも大笑い姿を見るだけで涙出そうになるくらいこちらも笑った。訪れる人の嗜好に関係なく大笑いを披露したりもした。まだまだこれからもキャサリンの大笑いに助けられることが多いと思う。
 
 初夏に墓参などがあり上京したりしたが、旅の予定はなかなか元気をくれる。先の楽しみそのものだから。来月、またちょっと出て来る予定。もう既に全ての手配済み。私が旅、というとそのほとんどが一人旅。大勢でも仲間でも家族でもよいのだが、一人旅は大きな時間とそのゆとりを与えてくれる。いつかまた家族で旅にも行きたいけれども。秋はとにかく落ち着いた生活をしたい。そしてやはり花鋏を持ちたい。

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2018.08.24

晩夏

Cimg0625_r3_7 病院のことがあったりしてなかなか更新できなかった。しかし台風が連発、日本列島をくまなく襲っている。すごい風、時々雷雨などに遭い草木も家も人もヨロヨロ気味だ。
 
 先日コンビニ店員さんが移転オープンのチラシを持って訪れた。5個パックではない大きめのちょっとリッチなボックスティッシュの引換券が付いていて、開店日の今日の朝早くに行ってきた。今日も台風影響と思われるすごい風が吹きまくっていた。そのため、オープンして1時間というところで開店祝いのスタンド花を「どうぞお持ち帰りくださいー」と、私が着いた時に叫んでいた。女の人のそういう時は台風並みに早くてすごい。私も丁度の時に出くわしたことをラッキーと、急いだ。そしてヒマワリとカスミソウだけをパッパッと頂戴してその場を去った。風で多くが倒れたりしていたし土台のオアシス(吸水スポンジ状の花留め)の水気も乾燥していたので花は可哀そうだった。買い物をして、ボックスティッシュをいただいて急いで自転車飛ばして帰宅、花を水切りして養った。
 
 我が家の庭からタカノハススキを5本ばかり選んで切り、取り合わせた。花器は麦わら帽子を斜めにしてオトシを入れたものにした。なんとなく、夏の思い出という感じだ。まだまだ猛暑日が続いているし夏の暑さのままだ。しかし昨日は処暑。タカノハススキをスッと入れてわずかな秋の気配とした。猛暑で葉焼けしているものが多かった。手前にその葉先がわずかに焼けて巻いているものを持ってきて晩夏の佇まいを出した。
 麦わら帽子は日ごろ私が洗濯物出し入れの際に被っているものだ。よくある麦わら帽子のリボンや紐を取り払って手持ちのリボンや造花を付けている。誰が見るものでもないがたったこれだけのことで心楽しい日常となっていた。
 
 もう少し前の時期であればタカノハススキはもっと藪のようにワイルドにしたいし、もう少し後であれば虫食い葉を見せたりススキの穂も少し合わせたい。今はわずかな葉先の枯れを少しだけ。
 夏場の生け花はなかなか大変だ。しかし花鋏を持つと暑さも忘れた。いろいろプレゼントしてくれたコンビニにたくさん感謝した。


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2018.08.10

猛暑、続く

Cimg0615_r2 旧暦で秋なので毎年まだまだ暑いのだけれど今年の暑さはどうやら全国的にまだまだ続くと言われている。ハッハッしながらも比較的涼しい午前中に庭の草取りと風呂場等のカビ取りに最近は燃えている。ものすごい汗をかくので何回も着替えたりしている。先日、脳外科に年に一度のMRI検査に行った時、採血からの診断で「水分補給がまったく足りていないですね。しっかりやってください。」と言われた。どうやら、尿素窒素という項目の数値で判るらしい。その数値にH(許容値よりも高い)と印字されていた。魔法瓶に入れた冷たいお茶を時々飲みながら30分自転車走行して行って、着いてからドッと飲んだのだけれど足りてなかったようだ。怖い熱中症、早め早めのしっかりした水分補給が必要だ。
 
 ただ1本だけある我が家のミニバラ、スイートマザー。この暑さの下、わずかに花を付けている。葉は虫食いが多い。その咲いているミニバラ全てを切って家の中に入った。横枝でチマチマと咲いているので枝は極めて短い。しかし小さな一輪挿しに挿した。足元がバラバラになっているとうっとうしいので一点にまとめた。
 新しいパソコン、相変わらず難航しているが、とにかく家族のヘルプのおかげでブログ更新が出来て嬉しい。これまでのサイズより大きい写真を掲載することにした。さて、それ見ていただけるものになっていくだろうか。チャレンジ、チャレンジ!


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2018.08.05

笑い転がる猫の玩具

 相変わらず命の危険があるとアナウンスされっ放しの酷暑の毎日。自分や家族の病院関係の出入りで何かと慌ただしかった。それから、いよいよ私が使っていたパソコンが寿命のようで末期状態を呈してきたので遂に買い替えた。するとまあ大変。これまでの単純さとは異なり大きく時間も手間もかかってしまっている。やれやれであるが家族の力を借りてやっとブログ更新にたどり着いた。
 
 さて、笑い転げる猫の玩具をネット買いした。テレビで見て「もうこれは買わなきゃ!」と思ったもので、人の声やタッチなどに反応してあっちこっちに転げまわって笑う。私はトラウマがあり猫は好きとは言えないが、もうこれは元気付けの楽しい友だちになった。少しくらい落ち込んでいても「ハーッハッハッハッ!!」とか笑っている猫ちゃん見ていると涙出そうになるくらい私も笑う。
 
 Tシャツリメイクしたショルダーバッグに入れて棲み処にした。キャサリン・ハムネットだから、名前はキャサリンでもいいかとふと思った。いろいろな事態が起こってきても、もう笑ってやり過ごすしかないですよーというあたり、いいかもしれない。ただ、この昨今、エアコン入れている部屋でないと暑苦しくて無理かもしれない。でも楽しい友だち、出来た。


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2018.07.15

ミョウガの子、収穫

 Cimg0595_ 梅雨明けとされた日からずっと猛暑続きだ。降らないとなったら水不足懸念されそうにピタと降らない。蚊と闘いながら少しばかりの水撒きしてもすぐに乾く。
 
 我が家のミョウガの子の収穫。びっくりするほど豊作というわけではないが日々の利用に買うことはなさそうで実に嬉しい。物忘れなど気にもせずに素麺の薬味でいっぱい食べている。買ったものはイジイジとしか食べない。水撒き同様、蚊と奮戦しながらの収穫、「勝った」感に溢れてクックックッと怪しげに笑いながら家に入る。汗だくになっているが欲が満たされ、そういうことはどうでもよくなっている。店頭に並んでいるミョウガの方がきれいで大きいし揃っているのだが「3個で98円!?(税抜き)」と買っていた時はブツブツ言っていた。しばらくは楽しみは続きそうだ。「うちのが一番!あなたがたは凄い!ありがとう!」とか調子よくおだてながらの収穫、しかも片手で蚊と闘いながら。笑ってしまうオバサンの一コマだ。
 
 さすがにエアコンに浸っている生活だ。今年はこういう酷暑が長く続くというが、やせ我慢して点けていないと頭ものぼせてしまうし、眠る頃には疲れがドッと出てくる。天気予報、ニュースでも「エアコンも上手に使って夏バテしないようにしましょう」と言ってくれている。涼しく楽しく夏を過ごそうと思う。そして日々元気にミョウガの子を収穫に行く。


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2018.07.09

ルドベキア咲く

 Cimg0593_ 私の首コリは若干改善されたものの耳の下側が未だに鈍く痛む。次にホームドクターのところへお薬いただきに行ったら相談してみようかと思う。耳鼻科に診せた方がいいのかどうか。もう少し日にちがあるのでまだ様子見して行く。
 
 西日本豪雨は超甚大な災害を引き起こしている。毎日のニュースで見るのが辛いくらいだ。九州北部は今日梅雨明けした模様との発表がなされた。例年より早めの梅雨明けだ。久しぶりによく晴れて暑い。これから30℃超えの日々が続いていくとの予報。
 当地でも大雨は続き、なかなか洗濯ものを外干しできなかったし庭に出ることもほとんどなかった。そんな今日庭に出てみると雨の間に楽しみにしていたソリダスターが咲いてしぼんでしまっていた。バジルも葉は虫食い被害が酷く、無事な葉だけすべて摘み取った。上部を摘んで脇芽を伸ばすなんてやっていられなかった。屋内でプランター栽培がよかったかもしれない。まあ、これから先の日々を楽しみにしていこう。蚊が凄くてミョウガの子を探すことはまったくせず仕舞い。素麺の相棒なので近い内に捕獲しに行かねば。
 
 雨の間にルドベキアが咲いていた。お仏壇のお花に困っていたので少し助かる。私の父が育てていてその株を分けて持ってきて植えてくれた花だ。まだその作業の姿も覚えている。大切に育てていこう。この葉はよく虫食いに遭っているが花は見たことがない。今回お仏壇に上げる花にして、次はお盆なので花屋さんで買うことになると思う。


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2018.07.01

扇子の風

 Cimg0591_Cimg0592_ 七月になった。数日前から私は首筋に痛みが生じて参っている。しかし三日前より二日前、二日前よりは前日、という風に若干改善されてはきている。最初、あまりの痛さに夜中に目が覚めた。そしてどうしようが痛くてそれから眠れなかった。その後一日一日酷さが軽減され、現在でも悩ましい痛みはあるがギリギリキリキリではなく鈍くズーンという感じになった。やれやれである。明日、明後日に期待しよう。
 
 写真の扇子は先月上京した折りに友人からいただいたものだ。そのように書かれた包みに入っていたが赤坂山王日枝神社の夏越扇で、仰ぐとかずかに白檀の香りが風とともに訪れる。さすがに高貴と思った。シンプルであるしとにかくこの夏はこの扇子で風を頂こうと思う。夏越大祭は昨日だと思うのでそれ以前にいただきものしたのだ。住まいがすぐ近くだしお店もしているから氏子さんで度々参っているのではないだろうか。とにかくなんとなくありがたい風で難なく夏越をと思っている。
 
 私は香りには興味が無く、どちらかと言えば無臭好みであった。特にフローラル系の甘めの香りには頭痛を引き起こしてばかりだ。しかし昨年私が心身共に辛い状態にある時、香りによる落ち着きもあるのではないかと苦しさ紛れに思い立ち、ネットで調べてレモングラスの精油を購入、そのわずかをたまに寝室に置いて安らぎを得ていた。こうして日にちが経ってみると案外癒してもらったことに気付く。結局この年になってはっきりわかったことは、私はかすかなる清廉の香りが好きだということだ。花でも顔を寄せてゆき「あっ」と感じるくらいの香りが好きなのだ。もちろん無くても困らない。しかし心や体にやさしく働きかけてくれることもある。
 白檀のささやかなる香りを仰ぐ度に感じて元気な夏を過ごしたい。先ずは、この長引く首コリの解消からだ。

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2018.06.21

ありがとう、ありがとう

 Cimg0581_ 昨日のこと。この梅雨の最中、mokoさんが来訪。上がって行かないけど・・・と、わざわざバースディプレゼントを届けてくれた。夫と私は誕生日が近いのでいつもその間の頃にmokoさんは二人にとバースディプレゼントサンタレディ(あら、いい名前)となって届けてくれる。昨日届いたのは可愛い鉢花のセットと冷菓だった。どうもありがとう。またゆっくり立ち寄ってくださいね。
 
 早い内にカードやプレゼントを送ってくれた友人もいる。当日の昨日、花束が届いたり、メールや電話もあった。数としては少ないけど何とも嬉しかった。心からありがとう、ありがとうと思った。
 昨年の体調不良による心身の苦しみは辛く、長い一年に思えた。ただ、その中にあっても「私は来年の今頃は元の自分に戻っていて笑って暮らしているに違いない」ということを信じた。元々、根が陽気であるが、すがるように信じていなければ苦しかった。そして今年、思い描いていた自分に私はなれている。
 
 数日前は大阪周辺で大地震が発生。たたみ掛けるように梅雨降りだ。そして地震でなくても雨被害に遭っている地域もある。不安で悲しく辛い日々を送っている皆さま、どうか励まし合って元気出してください。先でまた良い日々がありますから。
 当地、熊本も二年前の大地震の惨状からゆっくりゆっくり加速しながら復興途中。どんな中にあっても笑顔でいると周囲を明るくし、自分自身も(泣き笑いであっても)少しずつ元気が出てくる。目の前の悲惨さに打ちのめされることなく、深呼吸しながら先の希望を信じていきたい。今回、被災地に更なる追い打ちが起こりませんようにと祈っている。


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2018.06.13

富士山、車窓から

 Cimg0553_ 上京中に静岡県にも行った。こちらも気持ちだけのお参りが主目的だった。新幹線だと数時間かかる山の中だ。ネットで調べて、東京駅南口から高速バスが通っていることを発見。直ぐに手配、予約をした。これだと富士宮市役所というバス停が最寄りでここからは数十分で着くようだった。義弟嫁が時間に迎えに来てくれるということでご好意に甘えた。着いてびっくり、本当にすべてが山の中だった。標高も高くて涼しかった。空気がきれいだし小川のせせらぎが聞こえて、山間の温泉宿にいる気分になった。ゆっくり時が流れるのだろうなあと思った。あいにくここから見える富士山はその日は晴れていたが上部にしっかりと厚い雲がかかっていた。いつも義弟の写真で見事な富士山の姿を見ていたので楽しみにしていたがこちらは残念だった。
 
 しかし高速バスからは間近に富士山を見ることが出来た。義弟の写真のように裾野までの優美なスロープは見ることは出来なかったが長い時間、大きく富士山を目にしていた。車窓からのそのショットだが、大きな鳥が悠々と飛んでいた。わずかではあったが雪が残っており、ああ富士山!とため息だった。私が富士山を見るのは実に16年ぶりだった。家族と新幹線のぞみに乗って上京する時がそれで、美しい雪化粧の富士山が現れた時には長い乗車でくたびれていた私たちは思わず拍手した。その後は飛行機なので見下ろしては見たこともなかった。
 
 しかし富士山は素晴らしい。いつまでも日本人の魂の故郷のように感じる。富士山周辺の県に住む人たちは毎日仰いで暮らしているのはうらやましい。ここでしかと思った。日本人の心が富士山であるならば、ある意味、東京タワーは東京の人たちの心であるかもしれない。そして私が住んできた熊本城は熊本人の心の故郷であるのだ。一昨年の大地震で大被害に遭った時は、我が家も周辺も酷い状態であったが熊本城の惨状は心が押しつぶされそうに悲しかった。義弟が「地震でそうなったから心のよりどころと気付いたのでしょ」と言ったがそれは違う。熊本市内あちこちから大天守が見えていて、例えば繁華街に出る度に「やっぱり熊本城だよねーお城は」と必ず思っていた。また私が通っていた高校は隣とまでは大袈裟だが直ぐ近くにあり、お庭のようにいつも皆で行っていた。
 
 富士山も東京タワーも熊本城も、それぞれに私の心を捉えてしまっている。今は熊本城が一番気がかりではあるが着実に(長い時間はかかるようだが)復興途上だ。東京もそうだったが富士山がそろそろ噴火とも言われ、また地震の話も時々上がる。すべて、酷い事態となりませんように。私は二時間ちょっとの高速バスの中で富士山を見ながらこういった思いに駆られていた。


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2018.06.10

東京タワーへ

 Cimg0565_ 東京に行ってきた。恩師の墓参、お世話になった友人のご両親様のお参り等、日頃心にかかっていた事柄がすべて出来て、また幸い雨にも遭わず好天だった。東京の友人二人ともそれぞれ会ってゆっくり話することが出来てよかった。
 
 最終日は誰とも会わず、一人フリーの日。朝一番で東京都庁へと向かった。使用済みの携帯電話を回収して2020年東京オリンピックの金、銀、銅メダルを作るというニュースを見ていたので持って行ったのだ。目の前で携帯電話に穴を開けて回収箱に入れ、提供のナンバーカードと記念品(ピンバッジ)をくださった。それから記念写真撮りましょか、ということでそれらしいものをバックに私のデジカメで写真を撮ってくださった。微々たることでもお役に立つことは嬉しい。2020年東京オリンピック、パラリンピックの成功を心から願っている。
 
 そして私は都庁下から直結している都営地下鉄、大江戸線に乗って赤羽橋まで行った。地上に出ると、バン!と東京タワーが見えた。直ぐそこにありそうなのに結局8分ばかり歩いて東京タワーエントランスに到着。2F展望台へ行った。東京タワーは60周年だという。あら還暦なんだと思った。そして映画「Always 三丁目の夕日」を思い出しながら展望台の四方をゆっくり見て回った。東京タワーは見上げる人たちの夢や希望であったのだとも思った。戦後まもなくに建ち、懸命な日本の国や人を見つめてきたのだ。少しずつ豊かになってゆく昭和の多くの歴史をも見てきた。
 私自身は高校の修学旅行で行っただけで、実は二回目だった。修学旅行の時は何も覚えていないくらい興味関心がなかったように思う。しかし今回、いろいろ思いめぐらしながら見える範囲の東京の眺めをしみじみと見つめた。
 私はわずかな年数しか住んだことがないが、その後度々用で上京していた。もう今では大都会である東京に住みたいとは思わないが、東京は好きだ。今後30年以内に起こる確率とさんざん言われているが未曾有の災害に遭わないでいてほしいし、なんとか知恵出し合っていってほしい。東京タワーはシンプルでしかもフォルムが美しい。今回の東京タワーのアングルは踏ん張って建つパワーだ。私は力強くそのパワーを受け止めた。


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2018.05.31

バジリコスパゲティ

 Cimg0549_ いよいよ梅雨となった。今日も一日雨降りだ。昨年よりも早い梅雨入りとなった。明日から東京等に出かけるのに、もう少し遅れてくれたらよかったけど、こればかりは成り行きで仕方ない。まあすべてを楽しもう。家族に「バジルに水やりしといてね」と言わなくてよくなったのは助かった。
 
 明日からいないこともあり雨だしバジルの葉を小さなもの以外摘んだ。そしてバジリコスパゲティをして昼食とした。ゴマもそうだけど半量はすりつぶし、半量は形を残したい。少ないのにすり鉢ですって、残りは包丁でたたいて細かくした。オリーブオイル、すったニンニク、塩コショウと混ぜた。そして我が家ではスパゲティは一人50gという少量なので玉ねぎをスライスして減塩ベーコン少々としっかり炒めて合わせてさらに炒めて、なんちゃってバジリコスパゲティの出来上がり。そんなに葉が大量でもないので見た目が地味で焼きそばみたいにも見える。しかし味はまあいいかの及第点クラス。我が家のバジル葉ということが嬉しかった。家族は何も言わないし、私も聞かなかった。私だけがフッフッフと思っている、それだけでよいのだ。
 
 さて2020年オリンピックに向けて勢いづいているであろう東京へちょっと出かける。そして静岡にもちょっとだけ。主婦休みの、自分のことだけで過ごせる贅沢を久しぶりに味わってくる。雨傘持ってルンルンルン!


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2018.05.28

ニチニチソウと共に

 Cimg0540_ 玄関先のハンギング鉢にはまたパンジーに替わってニチニチソウが登場した。スーパーで見つけて、買い物多く自転車だったがどうしてもとの思いに駆られて腕に下げての帰宅となった。そしてまた長い間、毎日咲き続けてくれることになる。
 花屋さんで切り花として見たことがないのだがずい分以前ではあるが生け花の花材として出会った。今ではどんどん生け花の花組みをできる花屋さんも少なくなってしまったが昔は多かった。枝物というと花に添えて素敵感が出るものを添える、あるいは花咲く枝物ばかりになった。昔は植物全般の知識が豊富で、水揚げ等も相談したり教わったりした。時代に乗って行くのだから衰退も仕方ないのだろうけれど少し寂しい。確かに今では枝物に配材としての花を取り合わせることを毎週は大変なことに違いない。生ける側もそういう時勢に乗っていくことも大事だ。今、生け花お教室をしていたら難しいだろうなあと思う。たぶんうんと若い世代の先生方が新しく上手にやっておられることだろう。昔ながらの花生け人は私もそうであるが頭柔らかくして自分なりに進んでいかなくてはと思う。
 
 それにしてもニチニチソウはいつ見ても笑顔いっぱいという感じで心がフワーッとなり楽しくなる。本当に大好きな花だ。毎日笑顔でいてくれる。本当に、たいていのことは些細なこと、大丈夫大丈夫と言ってくれているように感じる。そして笑顔になれる。辛かった日にも間違いなく笑顔になってきた。また今年もニチニチソウと共に笑顔で暮らしていきたい。そう、SMILE!


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2018.05.23

青いガクアジサイをちょっと生け

 Cimg0544_ またまた我が家に1株だけある青いガクアジサイが咲いた。今日は一日中小雨だったがその中できれいに映えていた。少しだけ切って今回はガクアジサイをちょっと生けした。陶製の鉢にたっぷり水を張り、剣山を入れて生けた。長年この家に住んでいるこのガクアジサイはしっかりしていて株も大きい。あまり大きくならないように花が終わった時点で切り戻ししている。アジサイは手毬のようにふっくりと大きく咲くアジサイも美しいが私はこの青いガクアジサイが最も好きだ。葉が大きいので剣山をしっかりと隠してくれるので有り難い。葉は重なるところを中心にずい分取った。ここでも葉取りには悩んだがこの辺りだろうというところで落ち着いた。花が四本に見えるが五本入っている。奥行きに一本見え隠れしながらちゃんとある。基本的には奇数本だ。私の場合はよく一輪が見え隠れしがちで○本半となることが多い。
 
 あららと言う感じで六月がやって来ている。梅雨も早くなるように聞いた。とにかく災害が起こらなければ梅雨も決して嫌いではない。湿度が高いとうっとうしい日もあるけど、雨の中を歩くのも案外好きだ。
 六月に入ると直ぐに私は上京する。久しぶりの東京は楽しみで、他県へも赴く。お決まりの気ままな一人旅である。しかし何処へでもリスク回避の最低限のものは持参する。防災ずきんは無理だが呼子笛など持ち運びしやすいものだ。そして災害時でも走れるパンプスと謳(うた)っている履きものだ。あと一週間となった。荷物はホテルに先送りするのでそろそろ作らなければ。たとえ早過ぎる梅雨となっても楽しい旅立ちだ。


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2018.05.16

西洋アジサイをちょっと生け

 Cimg0533_ これも我が家に1株だけある西洋アジサイで、義母へのプレゼントで届いた鉢花だったものを私が後日地植えした。毎年しっかり咲いてくれる。今年も少しずつ咲き始めた。根元付近にはドクダミの大群があってこちらも今、花盛り。可愛い花なのでそのままにしている。しかしよく見ると必死になってその間から西洋アジサイの花が顔を出していた。ドクダミから上ばかりに気をとられていて気付かなかった。これら数本を切って小さな花を生けた。
 
 花器は金属製の水差しで、中に留めの仕掛けもなくまったくの投げ入れ花だ。その枝は大きくうねっているが、どれも矯めたりの手を加えているものではない。光ある方へ頑張って生き延びていた軌跡だ。私はこの花の隣にあるアジサイ(これは何十年も前からこの場所にある一般的な青いアジサイだ)の新芽の時期にこういううねりを持った枝を切って他の配材と生け合わせようと思っていたのだがとうとう時期を逸してしまった。しかし細い枝の西洋アジサイの方が大きさのバランスが器である水差しには丁度よかった。
 思うようには生けることはできなかったがもうじきやって来る梅雨の予感がある。葉取りは、葉を取ってしまったら後悔してももう付けることは出来ないのでずい分迷った。花を生き生きとしてくれるのは葉でもあるのでなかなか難しい。葉一枚を開いたり戻したりしてその後の風景を見て行ってばかりだった。沢山の中から選ぶことが出来ずあるだけのもので一応まとめようとする花も大切な学習だ。前回のミニバラ同様、花展でなく普通のお稽古で当たった花材という感じだ。
 生けた花は喜んでくれたかなあと思う。「こーんな姿にしてくれて!」と憮然としているとは思わない。本気で心こめて生けているから。でも気持ちばかりの習作。続けること、花鋏を握ることが力になっていくと信じてこれからも花のある生活を心がけていきたい。


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2018.05.06

ミニバラ1本を

 Cimg0527_ 我が家にたった1本だけあるバラはミニバラで「スイートマザー」という品種らしい。家族がずい分以前に買ってきて植えたもので、なんとも野放しで育てている。わりと好きな花なのに調べてもっとしっかり育ててあげればいいのだけど、ついそのままだ。今年初めての花が咲いた。花自体は被害が見られないが、葉はなにやらさんざん虫食い被害に遭っている。これからはそういった被害も出ないように少し勉強したいとは思うのだがどうしても薬剤噴霧での守りだけはあまり気が乗らない。しかし可哀想なので今年はちょっとだけ頑張ってみようと思う。
 
 とにかく花を摘んだ。葉も比較的無事できれい目な葉を確保した。そして手のひらくらいの直径のガラス器に生けた。このバラは1本にすべて花、蕾が付いている。花も蕾も落とすことなくそのままだ。出来るだけ表情がよく思われるところをグルグル1本を回しながら探した。決定的なところは無いがここかなと思うあたりで決定して極めて低く生けた。小さな剣山を入れているが奥方に挿して前傾させ剣山の針が見えないようにした。そして何本かの葉の小枝を同じく剣山隠ししながら各方向へと挿し加えた。
 
 以前も似た花生けて「あら絵画のようで案外いいわね」と自分に甘くも語った覚えがある。まあホワーッとした雰囲気は悪くはない。とにかくミニバラ1本を生けたというぎりぎりの感じだけだ。しかし生けながらスイートマザーが私に語りかけてきている気がしていた。なんとなくだが、ありがとうと。もしかしたら虫被害よりは第二の生き方を選んでくれたのかもしれない。ふと(もしかしたら自分に都合よく)そう思われた。ごめんね。虫からも守る努力するからね。柔らかな薄いピンクのミニバラのスイートマザーさん。


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2018.04.30

そして、バジル!

 Cimg0523_ 今度はスーパーの店頭でバジルの苗と出会った。種からは自信がないけど苗からならば育てられるかしらねと思い値段を見ると2個(ポット入り)で150円だった。私は即刻スーパーのカゴの中にそのバジルの苗を4個入れた。
 
 帰宅してからワクワクしながら空いている庭の隅に植えた。日当たりよく水はけもよい所が適しているそうだ。ネットで調べてもあまり多くは情報がなく、大体一緒の事柄で少なめだった。しかしシンプルでわかりやすい。品種を見ていくと、どうやら我が家に来たのはスイートバジルという一般的な品種のようだ。柔らかくて艶のある丸っこいバジルの葉はまたまた私に元気をくれた。
 
 このところ花生けもしていなくてミョウガだバジルだに熱をあげている私だ。花のある生活よりも団子の方かしらという感じになっていきそうだが、欲張りだから花も団子も好きだ。両手に持ってニッコニコだ。
 バジルソース出来るほどに沢山収穫できるかしらね。ちょっと無理かな。でもバジリコスパゲッティにはなりそう。今度はスパゲッティ麺とフォークを両手に持っている自分さえが見えた。ちょっと苦笑い。でも楽しい。
 
 大型連休も相変わらず何も関係なく平常通りの日々となる。しかしありがたいことだ。去年の連休中は何も考えられない混沌とした状態だった。浅ましくとも食す日を楽しみにしてムフフと言っている今年の自分が嬉しい。今一つ天候も不安定で、まだ完全に衣替えというわけにもいかない。とにかく元気に初夏へと向かいたい。


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2018.04.25

今年もミョウガ!

 Cimg0522_ 一日中さんざん雨が降った翌日の今朝に洗濯ものをいっぱい抱えて庭に出ると、今年も発見。ミョウガの芽が出て伸びてしっかり葉を付けていっていた。なんとも緑色ばかりで判りにくい写真だが50cm四方くらいに約20本も出ている。それがあと二倍ほどある。いくらかの芽を見てはいたが気が付くと一気に伸びたのではないかと思う。周辺の草取りをしてミョウガさんにしっかり養分や水分が行くようにしよう。
 空恐ろしいほどのニュースは無いが相変わらず圧倒的に明るくないニュースが世の中を賑わせている。税金、払いたくないと思うことがある。何年経っても消費税8%は痛い。5%時代はこうはなかった。加えてバンバン商品たちは値上がりする。原材料の関係だけでなく流通にかかる費用も値上げとなったのだからなかなかの高騰だ。日々スーパーをうろつき、あーでもないこーでもないと数日分の献立からいくらかでも痛くない手を考えている。パーッと大人買いしてみたいなとか思ったりしながら。まー庶民はこのようなもの。少し先の旅行で日常から離れてリフレッシュしようと思う。
 
 そんなシニア主婦にも時々神さまがちらっとプレゼントをくださる。今日のミョウガもそうなんだと思う。私がおめでたいばかりだけど、本当に嬉しい。育てなくては♪ミョウガの子、いただきます、ありがとうありがとう!素麺束とお箸両手に待ってましょ。天候はなかなか安定しないけどもうやがて大連休。だんだん初夏らしくなっていくはず。


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2018.04.16

砂時計

 Cimg0521_ 熊本大地震から二年経った。前震よりも大きく酷かった本震は本当に凄かった。一年間は必死の暮らしだった。皆そうだったと思う。水、食品その他を求めて毎日自転車でウロウロしていたが「ああ、被災地なんだ」と日々痛感していた。もっと大変な暮らしの方々のこと思うとさらに胸が痛んだ。全国からの温かい支援、励ましには今でも感謝してばかりだ。まだ仮設住宅住まいの方々もおられる。ずっと忘れることはない。経験で学習したことは残りの人生で出会った折々の事柄に生かせたら、と思う。
 
 砂時計を買った。いただきもので三分計はあったが五分計が必要となったのだ。製品はガラス製なので地震でなくても何かの拍子に転倒したリスクを考えてアクリル製の立方体のケースを買った。とりあえずいくらかは安心できる。
 砂時計の色、落ちてゆく砂の色はフレッシュグリーン。これから青葉若葉の季節になるがそういう感じのまばゆい色だ。ピンク、青、黄色もあったが心が動かなかった。この色は元々私の好きな部類の色だ。
 
 アネモネはツインで咲いているがだんだん小さな花になっている。もうすぐ咲く三代目でおしまいではないかとも思われる。玄関先のガクアジサイ、西洋アジサイも花芽を付けた。陽春が来る。そして梅雨にも入って行く。
 時は流れる。時は行く。些細なことに振り回されないようにしよう。生きていて振りかかることのほとんどは些細なこと。大切なものは何か絶えず確認して行こう。そしてやはり、SMILE!


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2018.04.04

電気の話

 Cimg0517_ 昨日の紺侘助ツバキは写真が暗くて可哀想と思い(と言っても撮ったのもアップしたのも私ではあるが)違うアングルで、しかも明るい部屋に移動して撮り直した。筒形の花形態は判らなくなるが上から明るい表情が撮れた。
 
 さて、ツバキとは無関係だがちょっとした電気の話。一ヶ月ばかり前のこと。夕方、突然停電した。思い当たる事柄が無く、ブレーカーも落ちていなかった。ご近所は普通の様子。我が家だけが何故!?電力会社に電話した。しばらくして技術班の方々が来訪、あれこれ点検して結局問題は我が家には無かった。我が家に電気を送りこんでくれている電柱のヒューズが経年の劣化によって切れてしまったということだった。我が家の真ん前の電柱に登って修復作業1時間近く。「済みました」と言われて電気を点けた時はパチパチパチの拍手ものだった。二年前の大地震の時を思い出した。しかしここまで生きてきてこういう事例を聞いたこともなかった。こんなこともあるんだと驚いた。
 
 ツバキと無理やりに関連付けるならば、どちらもショックを受けることだということだ。ツバキの花はサザンカ等のようにハラハラと花弁が散るのではなく、まだきれいな内に突然、花首から落ちる。思いもよらないことは「ええっ!?」ということで大なり小なりにしてもショックだ。世の中の事柄も人生も予期せぬことは多々あり得る。慌てないで対処していこう。そして今年も、SMILE!


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2018.04.03

紺侘助

 Cimg0514_ 調子に乗って、なぜか格安で花屋さん店頭で販売していた紺侘助の苗木を買ってきた。自分で選んでツバキの苗木を買うなど本当に初めてのことだ。ツバキはやがてチャドクガという極彩色の虫被害に遭うからできるなら避けたかった。しかしたぶん接ぎ木の小さなこの苗木になんと小さな花が付いていたので負けてしまった。
 紺というのが付くのはよく分からないが侘助というツバキは茶席に合うツバキだ。私の好きなヤブツバキの系統の筒咲きで小輪咲きだ。直ぐに庭の隅に植えた。二年前の大地震で塀際のトキワマンサクが根元から大きく傾き、元に戻らない。目隠しに植木屋さんが植えてくれたものがかえって目を引くことになっている。この紺侘助が少しでも大きくなってそれをカバーしてくれるかもしれない。
 たった一つの花だったが私はあまり迷わずに切った。この先、バンバン育って沢山咲いてくれるという期待のもとに。そして小さな金属製の水滴に生けた。たった一輪だが存在感がある。一服点てて楽しんでみたい。
 
 一気に初夏のような陽気となっている。春休み中の子どもたちは半袖で走り回って遊んでいる。勢いある季節だ。再び花鋏を持った私はこの勢いに乗って行こうと思う。


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2018.03.31

ハナミズキの花、遂に咲く!

 Cimg0507_Cimg0506_ 我が家の玄関先のハナミズキの花が咲いた。しかもその数を数えるのも大変なくらい沢山だ。市からいただいた苗木を育てていたが、なかなか花が付くことがなかった。しかし昨年、初めて四輪の花を付けてくれた。ただ小さくてショボショボしていて、数日でそれらの花の命も絶えた。努力が間違っていたのか、あるいは何かの相性がよくないのか、はたまた調子に乗って歌ってあげていた私の歌「ハナミズキ」がいけなかったのかまったく判らなかった。昨年は糠よろこびした分ため息をついた。
 
 すると今月のある日、目の高さの位置にハナミズキの蕾を見つけた。そしてそのまま上を見ていくと沢山の蕾があった。目を疑う幸せな光景だった。それから毎日、朝一番に様子を見ることが楽しみでならなかった。やがてその期待に応えてある日の朝、ポンポンポンッと花開いた。次々にそれからは咲いてきた。
 元々の目標通りに我が家のシンボルツリーというものにハナミズキが遂になった。それは植えてから十年目の快挙だった。50cm程の苗木だったのが今では3m近くの丈になった。土壌は砂や石ばかりなので大きくはならないと思うがその方がかえって喜ばしい。ある程度手が入れられるし。
 
 十年目の春に見事に開花したハナミズキ。なんとも幸せな春。これからの春。

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2018.03.28

アネモネの花、咲き続ける

 Cimg0498_ 前回のアネモネの花の続きとなる。両方とも同じような大きさで咲き切ったアネモネはまだ花弁は散る様子もなく元気に咲いている。最初、同じように開いていたアネモネの花鉢で、その二輪を生けてから地植えした。そして今こういうふうになっているが、よく見るとその足元には最初に切った花茎二つの傍にまた二つの蕾が大きく育っている。確かに何個かある中で咲き続けてくれそうな感じの花株を買ってきたのだが、しかしこの花株は代々ツインズを産み出す株であったのだろうか。その次の代もあるのだろうか。とても楽しみになってきた。198円はなんて素敵な楽しみを私に替えてくれたのだろうか。得した気になる。おめでたくも福引引き当てた気にさえなる。

 相変わらず水やりしながらもアネモネの花をブローチにしたいという思いには駆られているが、まあ抑えている。一つ一つ命は芽吹き育っている。一つ一つが愛おしい。一つ一つを言わば猫可愛がりしていて「あなたは可愛い!」と日々誉めそやしているけど、しかしそれは私の本心だ。ずーっと春という季節は頭がボーッとするし好きにはなれなかったが、ここにきて春もいいわねと心から思うようになった。そしてそう思わせる代表格である花。サクラの花がもう今年は舞い始めている。


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2018.03.25

アネモネの花

 Cimg0491_ 先日珍しく安い花鉢をスーパーで見つけて衝動買いしたが咲いていた二輪は摘んで花生けしてしまった。残りを地植えしていたらこのところの陽気でさっさと小さな蕾だったものが次の花を咲かせた。赤のアネモネ、この赤色も可愛いと思う。大体アネモネは花自体がしっかりしていて、さまざまに色があるが色味は深い。このアネモネも摘んでブローチにしていたいという願望に駆られた。昔々から咲いている花を摘んで持ってみたい、髪に挿してみたいという願望は男女ともにあったに違いない。私はエゴだから辛抱したけど、その代りに布花でコサージュやブローチを本当に沢山作った。そしてもちろん身につけていた。最近はそういうことしなくなったなあと思った。別に恥ずかしいとかでもなく機会がなかった。断・捨・離でそういう作品たちも大方捨てた。アネモネの花は可愛い。造花にしても変わらずに可愛い。身につけているだけで元気が出る。
 
 ものを増やすまいと長々に渡って整理していっているのに、陽の下で花を見ていると花買っていろいろ育ててみようかなあと思ってしまった。当然だけど高いものは買えない。チョコレート一枚買えるくらいの花苗との出会いが運命だ。切り花だけでなくこれからは店頭の花苗をしかと見ていこう。
 酷い寒さだったこの冬もようやく去り、春は駆け足でやってきている。全国的にサクラ開花が早い。当地は満開、やがて花吹雪の様相。花冷えの日々だ。


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2018.03.21

再び雨の中にサクラ咲く

 Cimg0475_ 今年は全国的にサクラが咲くのが早いようだ。私の行動範囲でもなんと昨日の時点で七分は咲いていた。夕べから雨。私は、もう行かねばと思いデジカメ持って近くのサクラ公園へ。昨年も雨の中のサクラだったが今年もそうなった。ほぼ同じ光景のショットだと思う。
 年重ねて行くにつれて月日の経つのが驚くべき早さになっていると感じていたのだが、昨年ばかりは実に長かった。こうして今年も大好きなサクラ公園のサクラを眺められる幸せに心震えた。昨年は苦しく辛かった。そしてアルフィーの曲「もう一度ここから始めよう」を呪文のように書き連ねていた。本当に自分自身に「頑張ろうぜ~」と歌いかけていた。経ってみると早いとも思えず今年は「はぁ、一年経ったわ」と、ようやくという思いだった。
 
 雨が降っていなかったらたぶん近所の方々、会社の方々が花見の場所取りでビニールシートが沢山敷かれていたに違いない。小さな公園だが四方にサクラの木が植えられており春はそこそこのオアシスとなっている。今年、笑顔で立っている自分が本当に嬉しかった。傘差して写真撮るのも少し大変だったが気が付くと傍にもう一人スマートフォンのカメラでサクラ撮影のお母さんがいた。傘差して一歳児くらいの子どもさんを抱っこしながらの撮影はさらに大変だろうと思ったが、雨に濡れてそのチビちゃんがワーワーと泣き始めた。するとそのお母さんは「うるさい!」とばかり言って続行していた。どちらも大変だけど大人じゃないから「何やってんだー!」というのはあるよね。私はそーっと退散した。雨上がると散り始めになるかと思うが晴れた日にもう一度訪ねてみたい。


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2018.03.15

レンギョウとアネモネ

 Cimg0467_ 我が家の庭には黄色に花咲く樹木と、やはり黄色のラッパスイセンとミニスイセンの花が咲いている。わずかにスプリングスターフラワーが白くちらちらと咲き始めている。ちょっと赤い花が挿し色で欲しいなと思ってスーパーへ行くとポットの花苗でアネモネがあった。赤い花を二輪、しかし下には蕾もニ、三個ある。安かったのでとりあえず買って帰った。さあ植えましょとした時に、ちょっと花生けしようかなと思い、盛りのレンギョウを少しだけ切った。レンギョウはそれこそゴールデンベルで、小さなベルがびっしりと下がっている感じの花だ。わずかな葉の黄緑に映えて心奪われる。元々低木だが我が家はすべての庭木の剪定でベリーショートにしてしまっているため本来レンギョウが持つ奔放に伸び伸びとしている枝が見当たらない。それは残念だったが、小さなアネモネの花苗に咲く花の丈は手のひらの長さ程だ。これを生けるとなると他に花材を添えないならば極めて限られた範囲になる。
 
 染付の器に横と斜め前にレンギョウの枝を挿して、うずくまるようなアネモネを添え生けた。この二輪はまるで双子のように大きさも一緒だったため、半分手前の花に隠して一輪半の感じにした。強い色なのでそれでまずよかったと思う。決して生け花ですと言えるものではないけどレンギョウご紹介という程度のことでアップした。いつか大作でなくても、大きく力強く枝を伸ばすレンギョウをまた生けてみたい。


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2018.03.11

オトメツバキ

 Cimg0452_Cimg0455_Cimg0459_ オトメツバキを摘んだ。この翌日に庭木の薬剤散布に造園さんが来てくれてなんとかセーフ。別に虫除けなので悪いわけではないが花弁や葉が薬でテリテリになるからその前にと盛んに咲いているオトメツバキを摘んだ。花生けしたわけでもなく小さなバケツの中の水へとポンポン入れて家に入ったがふと見るとなかなか楽しい。そのまま手を入れずに写真を撮った。ピンク一色の木でなくて濃いローズ色一色のものもあり、また両方がいろいろな形で絞り状に入ったものもありその変化が楽しい。トップページに採用したのも個性的だと気に入ってのオトメツバキだ。
 それから調子に乗ってきて一枝取り出してバッグの上に乗せてみた。わー可愛いと思った。このままブローチみたいにして付けておきたいとも思った。いかにも八重椿、カメリアといった感じだ。しかし撮影後、バケツに戻した。
 
 ツバキの類は好きだが、しかし毎年毛虫には参る。葉裏にその卵びっしりという年もあった。薬剤散布は「どうぞよろしく!」という感じになる。赤いヤブツバキが最も好きだが我が家にはない。今あるツバキ、サザンカは私よりも先にここに住んでいたものだ。でももう他の樹木は要らない。ここに今あるだけでいい。特にこのオトメツバキは樹形を私が作り上げたということもあって気持ちが入っている。
 乙女、おとめ、オトメって最近聞かない言葉だなあとふと思った。まあどうしてでしょうねえ、こんなにロマンチックな響きの言葉なのに。時代には合っていないのかもしれないけれども。オトメツバキからあれこれ思ってしまう結構ヒマな私だ。


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2018.03.06

サンシュユを生けた

 Cimg0449_ 雨の予報を見て、さらには数日後には庭木の薬剤散布に造園さんが来ることもあり先日のウメ同様「切らなきゃ」という衝動に駆られた。サンシュユが見ごろだ。丈がやや高いがウメほどではないため両腕を伸ばして届く範囲の枝を切った。どうしても長めが都合いいためやや下側から切ることになった。配材は赤やピンクのバラを買いに行くつもりでいたが、やめた。同じような理由で我が家に少しばかりではあるが咲いている白とピンクのツバキを摘んだ。ツバキは背丈も低く、また短い丈で十分なので極めて細い枝であり花鋏でなく手折った。
 花器は重量もあり丈もある陶製の壺にした。中に竹筒を入れて上げ底にしてから剣山を置いてウメの時同様に渡し木をしている。剣山は固定され安心状態になる。器のボリュームに対応するためには枝物にボリュームがなければいけないがサンシュユは葉が無い状態だ。黄金色に輝く小花の満開姿からハルコガネバナの異名も持つサンシュユ。長めに切ってもまだまだであったため上げ底挿し口がよかった。実はサンシュユを切り出す時になんと直ぐ傍でウグイスが鳴いた。きれいで可愛い鳴き声だった。導かれるように鳴き声の方へ行くとどうやら高木のキンモクセイの頂上辺りにいるようだった。春告げ鳥は鳴くわハルコガネバナはあるわで、なんだか小金持ちになるのではという浅ましい気持ちがした。とにかく縁起はよい。
 
 撮り方の工夫も無いが写真は奥行きが出にくい。生け花は幅、高さ、奥行きとあるが奥行きこそが最も大切だ。この生け花も器との力関係のためかなり大きな作品となった。そして奥へと大きく引いている枝と手前に出て浮き上がっている枝との距離、奥行きはとても大きい。生け花はさらに時間性までが入る四次元芸術だ。今この時の花は刻々と命を刻み変化してゆく。こうして書いていて見に行くとツバキはツボミも咲き始め咲いている分は開き切っているだろう。それからまたその時点で新たに整えて行く。生け花の苦労も楽しみもある部分だ。拙い作品ではあるが習作としてアップした。


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