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2021.10.22

草紅葉

Cimg1124_r2  すっきりとした秋晴れの日で気持ちが良い。草取りをまだまだ残している、あーあと思いながら洗濯物を干しに庭に出た時、足元の赤まんまの葉が紅葉しているのを発見した。草紅葉、小さな秋だ。
 
 テレビで行楽の特集やらニュースやらをこのところ沢山目にしていた。思えばずい分長いこと紅葉狩りの機会が無い。まあテレビの画面で愛でるのでいいかとも思ったりはした。赤まんまは別名でありイヌタデだ。しかしいつ見ても赤飯粒のようで素朴な親しみがある。
 陶製のゴブレットを花器にして投げ入れではなく中に小さな剣山を入れて挿した。こういう感じで一握り分を摘んで家に入ったのだが葉などを整理してから一本一本水切りして生けた。
 
 これから秋深くなってゆく。山々の見事な紅葉もやがて散り、振り返れば冬が見えてくる。赤まんまもそうしてやがて枯れてゆく。なかなか思うようにいかず草取りを多く残してしまっているが、こうした草々が枯れてしまってからでもいいか、ゆっくり続けよう。手指に息吐きかけながらやってゆこうと思った。

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2021.10.18

ホトトギスで一息

Cimg1110_r2  全国的に一気に秋深い気候となったようだ。天気図も寒冷前線がバッチリ出ている。いろんなことを備えていてよかったし、また大きな花生けも終わっていてよかった。なかなかの冷え込みで風も強かった。体は夏の疲れもコロナの疲れも出ていると思う。初めて口唇ヘルペスになった。なったのはしばらく前だが、なかなか治らない。私はまったくストレス無く過ごしていると思っていたのだが体は正直なのだと思う。(気持ちは鈍感かな!?)
 
 パワフルな花生けが続き楽しくもあったが体力的なこともあり、やれやれ感があった。勝手口出たところに一株のホトトギスがあり少しばかりだが花が咲いている。よく生け花に使うホトトギスは赤紫色ベースで斑点がある野趣溢れる花だ。我が家のは斑点の無い白花でこれは私の好みだ。たぶん毎年同じように生けてアップしているが私は秋の訪れを感じて落ち着く。
 
 花器もたぶん毎年これではないかと思っているが、いただきもので家族旅行のお土産だった。菓子入れとのことだったが「花器にでもしてくださいね」と言い添えられて嬉しかった。見た瞬間にそう思ったからだ。透かしがあり風が通るのがオトシを入れて野草生けにぴったりと思った。以来、たぶんほとんどホトトギスを生けている。
 くださった方はもう二十年ばかり前に亡くなられて今でも残念でならない。小さく虫の鳴き声もしてきそうなこの器を見る度に、ささやかな花を生ける度にその方のことを思い出す。ありがとうございました。

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2021.10.15

タイトル「飛翔」

Cimg1118_r2  明日の昼頃からは雨となり気温がグッと下がってくるという天気予報。熊本は記録的な残暑となった。三週間も真夏日が続き、そして最高気温は沖縄を上回っていた。暑いのは辛くなく、またよく体が動くしいろいろな家のことが出来て助かった。片付け、掃除、天日干し、早めの衣替えなど。
 
 しかし曇りがちな日々が続くようで気温はともかく暗そうな感じがした。まだゆっくり悩んでいようと決めていたのに花生けは急務となった。花器を検討するがどうにもモンステラに合わない。私は花展用にしていたガラス製の中作用の大水盤を取り出した。ずい分以前にこれが最後、卒業作品と思って花展で生けたもので、次に使うことなど考えられなかったのに。それというのも半端でない大きさのモンステラの葉3枚を生け方はともかくふさわしいステージである花器がギリギリこれだったからだ。そしてもう悩んでもいられずとにかく生けた。花屋さんに行ってユリ(オリエンタルリリー)とケイトウを買ってきて玄関先に出て大きく生けた。しかし葉の魅力を生けたかったがそれぞれがあまりに大き過ぎてあまりに面では暑苦しくうっとうしくなる。二枚を横に使うことにした。
 
 すべてが慌てての花生けであったため、そして私の力不足が何よりも思い描くような作品には出来なかった。苦肉の策なのだが、タイトル「飛翔」とした。クスッと笑われそうだが本人は相変わらず大真面目に生けた。フェニックスの飛翔イメージである。このコロナ禍から全世界が抜け出られることを信じる気持ちだ。

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2021.10.14

再びのモンステラ!

Cimg1112_r2  歯科に行った。今日はメンテではなく部分入れ歯という現実的なことで。なんとも仕方ないことながら夢ないわねーとか思いながら到着すると歯科衛生士さんがすっと出て来て「ご相談がありますが」との言葉。はぁ。。。と思ってお顔を見つめたら「空気清浄機に触れているモンステラをカットしたいのですが、またもらっていただけますか」と続けられた。そして帰りにはカットしてくれたモンステラの葉2枚をいただいた。まあ、思いもしなかったのですっかりご機嫌になって部分入れ歯がどうであろうが心の中はモンステラでいっぱいになった。ありがとうございます!
 
 帰宅して水切り、生け花用のバケツに入れた。前回の葉もまだ水切りしながら養生しているので3枚のセットとなった。葉の大きさは前回のが大で、今日いただいてきた葉が中と小だ。大の葉は花生けもしたしその後水切りしていっているので茎の丈が短い。
 これはこれはとまた悩む。中作から大作になる間くらいの大きさになりそうだ。花展から去って久しく、はたして私が、まして加齢まっしぐらの私が体力的にも技術的にもそんな花生けが出来るのだろうかと不安がよぎる。
 
 まあ、とにかくしばらく養生してもらってて、プランを練りたい。悩むが、困ってはいない。この悩みは幸せな悩みだからだ。このご縁、機会は本当にありがたいものだ。微力ながらも全力を尽くして生け込みたい。

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2021.10.04

モンステラとバラで

Cimg1101_r2  そして私はモンステラの葉を生けた。配材はインパクトのある花をと思って花屋さんに行ったのだが二軒行ってもなかなか気に入ったものはなかった。そして案外花屋さんの植物に関する知識が少ないことに落胆もした。それでもとにかくそれぞれの花屋さんで配材を買った。
 バラ3色とソリダゴだ。花器は水盤にした。いろいろ花器を検討したがモダンに生けたいのに合う重量ある花器が無く、水盤にした。水盤はだいたいオールマイティだと思う。色合いが落ち着き加減よく、また水面をいっぱい出してもこの記録的な残暑続きの今ではまだまだご馳走の水面だ。
 モンステラはかなり大きな葉であるため葉をバンと全面的に出してしまうとあまりに強すぎるので斜め加減に使った。普通、写真を撮る時でも正面向きよりもやや斜め加減に立って撮る方がスマートに見える。奥行きが出ることもその要因だと思う。それは被写体が植物でも同じことだ。
 モダンに生けようと思ったところ、後ろのオレンジ色と白のバラを扇状に広げて手前の赤いバラはその続きではあるがややマッス状にした。一番手前には足元隠し兼ねてソリダゴを生け添えた。赤いバラ3輪は大きさも色味もなかなかインパクトがある。このくらいの量感がなければ斜め加減とはいえモンステラの葉の迫力には対応できない。
 
 通年ある花、葉では季節感が出ない。それだけは残念であるが久しぶりにやや大きく生けることができて嬉しかった。たいした作品ではないけど今度モンステラをくださった歯科に行く時にはこの花をプリントして、見ていただくために持って行こうと思う。

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