オトメツバキの木
一輪生けしたオトメツバキの木を撮った。考えてみたら我が家にある白とピンクのツバキの木は撮ってアップしたのにこれだけ外すとは気の毒。私が葉の色が濃くなくて残念とか思っているからただでさえ嫌な思いしているに違いないのに。まあ撮り方もあるけど「わあ素敵」というものではない。しかし可愛くてしかたないのは事実。
パッと見には確かに素敵とも思えないのだがじーっと観察して回ったらキラリとする原石らしきものに出会う。スター誕生みたいなことでスカウトされることになる。生け花はただでさえ最初に目取りをしていく。その素材の良さを引き出すにはどうしたらよいかとぐるぐる見回したりして枝取り、花取り、葉取りをする。切り落としたものはくっつけることは出来ない。だから先の先まで考えながら落としてゆく。省略してゆくことでその生命力であったり個性であったり表現であったりを最大限に生かしてゆく。私は先生からその行動を美的否定と教わった。その時、「ごめんなさいね」と言わないまでも思いながら行っている作業の大切さを知った。
昨年の今頃は既に新型コロナウィルスが蔓延してきており百花繚乱の春であっても気持ちが落ち着かなかった。今年はそれを思うと少しは落ち着いている。医学、医療のご努力を信頼し期待していることもある。自分に出来ることはもう少し、もう少し頑張ろうとも思う。自転車走行しながら日々近くの公園のサクラを横目で見ている花見だ。そうだなあ、来年は笑顔でおしゃべりしながら花見したいな。
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