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2020.09.28

二十世紀梨

Cimg0943_r2  夫婦揃って梨は二十世紀梨が好きだ。九州は赤梨系が多いしそれもジューシーでフルーティーで美味しいのだが、二十世紀梨のすっきりサクサクの味わいがやはり一番好きだ。ケチケチ暮らしているが二十世紀梨は季節が近づくとネット上で予約して取り寄せている。当地ではこの梨の出回りは少なく、値段も高い。鳥取県の産直に進物用でない家庭用という商品を毎年購入している。形が悪いものや少々の色むら等の商品だが生産者も語っているように味自体には変わりはない。
 ところが今年は天候不良でずい分以前にネット予約したがなかなか届かなかった。そして少し前に大幅な不作のため遅れています、すみませんというメールが来た。それでも無理ですとは言われなかったのでとにかく楽しみに待っていた。その梨がついに昨日我が家に到着した。確かに玉は小さく少しだけど茶色いシミのようなものはあるし青々としてなくてもう黄色に変化しつつある商品だった。夕べ、ワクワクして食べた。表面から感じられた不安もすぐに飛んでしまう二十世紀梨の美味しさだった。これから毎日二人で楽しいこと。毎年追加注文していたのだが今年は無理なようだ。かみしめながら日々食べようと思う。
 
 秋にすっと入っていった。衣替えや秋冬の支度も少しだけ早めにやらなければとも思う。私は夜寝る時は肌布団だけなのだが夫は冬布団と毛布まで掛けている。確かに夕方以降、そして朝方は肌寒い。しかし日中の二十世紀梨のようにすっきりとした秋の空と風は心地よい

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2020.09.17

秋草を生ける

Cimg0940_r2  家のことでその大きさの箱が必要となり、竹籠花器の入っている箱を出した。そして花器を取り出して置いていた。それから別な木箱が見つかって紙箱であったその箱を戻しに行った。そこで竹籠の花器を目にして花生けしたいという猛烈な気持ちに襲われた。
 庭に出てタカノハススキを数本と彼岸目指して姿を現した赤いヒガンバナを数本切った。しかしこれだけではどうにもならないのでコギクとリンドウを数本買ってきた。なんとかなるという目途が立ち、なにやら元気が出た。さすがの私もそう思っていなかったのだがそろそろコロナ禍のストレスがやや蓄積しているようにこの頃思えてきたのだ。どうすれば元気が出るのだろう、こんなに呑気に暮らしていて幸い概ね体は元気なのにと少しため息ついていた。
 
 秋らしいすっとした風を感じるようになってきた昨今、竹籠花器は「秋草を生けたい」思いで心を溢れさせた。花野に思いを馳せる時、私は苦しいほどのときめきを感じる。
 どれも軽い花材であり、投げ入れにした。生け花ですっと挿す花だ。間違っても投げて入れない。軽い花器に軽い花たち。そこを過ぎるすーっとした秋風。花野の切り取りではあるが剣山に挿すのと違って野趣を残して自然にすっと生ける。たとえこうしてチャチャッと生けたものであってもそこ行く風、そして青く高い空が感じられたら成功だ。私の作品はお粗末である。恥ずかしいばかりだが、やはり心こめて生けた。それだけは言える。

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