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2020.02.01

節分、厄除

Cimg0867_r2  通りを挟んで向かいの親戚の家でヒイラギの枝落としをしていたところに出くわした。何十年も傍に住んでいるのに一度も言ったことがなかったが「落とした分でいいからヒイラギもらえる?」と聞いた。いいよということで私は小さな枝を3,4本ばかり拾って「ありがとうね」と立ち去った。あまり大きくないヒイラギの木で、端正に整えていたので言い出しにくかったのだが今回はラッキーだった。
 それから私は花屋さんへ行った。「ナノハナありますか?」パッと見たところショーケースに見当たらなかった。「あんまり出ないから花束とかアレンジで使った残りが少しありますよ」と言われた。そして指し示すショーケースの奥の隅に何本か明るい黄色が見えた。「ください。2本でいいです。これと、それ」しっかり開いてた花とこれから開いてゆく花、2本を買った。「何されるんですか?」と言われ、「ヒイラギを少しいただいたので極めて小さいものですが節分の花を生けようと思ってナノハナが欲しかったのです」と私が言うと「節分・・・」でおしまいだった。
 
 そして、ささやかながら節分の花を生けた。極めて小さい作品だ。ずい分以前にいただいた節分豆菓子が入っていた木箱にオトシを入れて剣山を入れている。本体には「福」蓋部分には「福ハ内」と焼き印がされている。その蓋は半掛け状態で中を覗かれないような感じにした。
 ナノハナの茎は生けるとあらら、あららと言う間にヒョロヒョロ伸びてゆき、また水切りして丈を整えていく。明日の朝この場所に来たらビックリのはず。でも「あなた自由ねー」とか言いながら生け直す。
 
 一月がアッと言う間に行き二月になった。節分は明後日。その冬と春との境にあって鬼を追い出し春を迎える。もちろんまだまだ春は名のみである。しかし厄除け、魔除けはしなければ。新型コロナウィルスの中国のみならず世界的な蔓延も叫ばれているこの頃、しかとその脅威には去って行ってほしい。
 ナノハナはポッと灯る灯りのように明るい。人間も地球も明日や未来が明るくあってほしいものだとナノハナ眺めながら心から願わずにはいられない。

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