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2020.01.16

初生けは同系色でまとめた

Cimg0863_r2_20200116165001  そして初生け。白から緑までの間での同系色でまとめた。舞台となる花器は水盤にした。手前に大きく水面を見せるのは夏のご馳走なので生け口を手前にして脇に水面を取った。挿し色もなく見どころも少ないがこの一年が落ち着いた穏やかな年でありますようにとの切なる思いを込めた単調ではあるが清々しい作品を目指した。
 
 トキワマンサクの枝は4本切って用意していたがその内3本を使った。ツバキのように葉に艶が無いがあちこち伸びる枝が枝に当たってそれでも太陽の方へと向かうため枝は動きがあって助かった。スカシユリ3本は長く短く長くで奥、中、手前に挿してある。手前に来ている花はこれから咲く花、蕾からのやや成長。中はしっかり咲いた輪を含む花咲いたもの。奥は丈高く奥行きになる中くらい咲きのもの。マッスで低くこんもりのコギクとテマリソウは先述の主役、準主役クラスの花たちを引き立たせているが名脇役でなくてはいけない。助演男優賞、助演女優賞ものにしたい。 私の力不足で言っているわりにはそうとも行きついていないが、いつも心して目指している。
 
 この作品は大きく、これは玄関先で生けた。玄関内でも少し大きい感じだった。そこでこの後は全てを短く切って花瓶に挿した。我が家は築50年の古家で玄関、床の間は比較的大きいが一般的な生活の中では幅や奥行き高さについて生け花を置くスペースはなかなか難しいと思う。そういう理由もあって枝もの生け花は大変かとも思っている。しかし私の中では枝ものに配材の花を生ける生け花が「生け花らしい生け花」であり、とにかく好きなのだ。とは言えまだまだいろいろ挑戦はしてゆこうと思っている。
 
 
 
 
 


 


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2020.01.12

初生けの支度

Cimg0855_r2 Cimg0856_r2 Cimg0857_r2 Cimg0858_r2        初生けはやはりスイセンと思っていて我が家の庭にも細々とニホンスイセンがあって花が咲いているので安心していたところ、数日前の全国的な季節外れの春の嵐とかいう大風に遭い朝見た時には花茎から折れてしまっていた。
 どうしようかと思っていたらやはり庭に咲き始めたスカシユリがありこれをとにかく確保した。それから枝ものはどれもこれもあまりに短く剪定してもらったため振りが無い。迷ったがなんとかなりそうな生垣のトキワマンサクの枝を数本切って確保した。
 
 それだけでは配材が足りないので花屋さんに行った。やはりスイセンは無く(ここに至ってもあればスイセンで初生けしたかった)決め手に欠けたがとりあえずわずかに買い揃えた。こうして初生けの舞台の演者は揃った。今日はその紹介をしようと思う。先ずは枝もののトキワマンサク。葉だけ見てもなんともわからないが春先には真っ赤(濃いピンク)な花をびっしりと付ける。そして黄色のスカシユリ。ムーンライトとの呼び名もある明るい黄色だ。
 その次はスプレー咲きの白コギク。マッス(塊としての表現)の時に重宝する。そしてテマリソウ。実はこの花はまったく知らなくてびっくりしたが色味と形態を採用した。マリモのような見た目だ。帰宅してネットで調べるとナデシコ科ナデシコ属だった。そういえば茎の節や葉などがカーネーションと似ている。
 
 そういうわけでキャストだけは揃った。まだ舞台であるところの花器もストーリーや演出も決まっていない。果たして私はできるのだろうかという懸念も起こり、とりあえず全てを水で養生している。一つにはスカシユリがほとんど蕾であるためその時間待ちもある。
 私には心だけはある。しかしその魂だけでどこまで出来るのか不安がよぎる。ただ、負けないくらいの意欲もある。混在する心持ちで結局、その時になるようになると思い切った。

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2020.01.01

あけましておめでとうございます / 令和の新春

Cimg0853_r2  あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。なかなか更新が頻繁でなく中身も地味で愛想無し気味でもあって魅力に乏しいかもしれませんが自分の生活ペースで少しずつ上げて明るくやってゆきたいと思っています。
 
 
 令和となって初めて迎える新年。朝方は相当寒かったが日が昇ると穏やかな冬日和となった。家族と初詣に近くの神社へ行き、そのまま歩いてケンタッキーフライドチキンでお昼ごはんして、ミスタードーナツでドーナツ買って帰ったりして呑気な年明けだ。
 
 令和となって初めての新春の花はささやかなものだ。シルバーの長筒に松竹梅と少しの配材だけで生けた。しかもマツがネビキマツ、ゴヨウマツといった枝ぶりのよい葉が小さめのマツを目指していたところ天候異変もあったか入ってなくてワカマツ2本にした。縞タケ、ウメは我が家のものだ。配材の小ギク2色(濃い赤とピンク)と白いデンファーレ、それぞれ2本はワカマツと同時に買った。 花器の胴には真ん中で金銀に分かれている水引をゆるく巻いた。その下には葉みかんと加賀一刀彫のねずみの置物を置き添えた。
 
 松竹梅はおめでたいが生けるとなるとどれもが大きく主張しては喧嘩する。今回の私はマツであるがどれかを主役にして大きく持って行くことが肝要だと思う。比率としては今回はマツを10とするならばウメ6、タケ4ばかりにした。残念なのはマツがワカマツなので枝ぶりが無く、そして我が家の庭木は極めて短く刈り込んでもらったため松竹梅どれも見せ場と言うか面白味が無いことだ。しかし嫌味もなくなんとなく無難と言えるかもしれない。あまり頑張らずあるものを心こめて生けたということにもなる。
 しかしどんなに寒くても水が冷たくてもそういったことを相変わらずまったく感じない花生けだった。幸せだった。また今年もコツコツと習作を重ねて研鑽し続けていきたい。

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