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2017.11.29

星に願いを

 Cimg0096_昨日は戻ってきた小春日和の陽気で、久しぶりのクラス会。美味しいランチを皆で食べてからは私たちの卒業した高校へと散歩して行った。正門辺りは地震による工事中で、大回りして裏門から入った。実は私は高校を卒業して以来初めての母校立ち寄りだった。ずい分経っているにもかかわらず変わっていないことが多かった。人数が十人超えているとそれぞれに覚えていることがあって、さまざまな解明も出来た。カエデの紅葉もイチョウの黄葉も本当に美しく、感嘆の声しきりだった。時間かけて隅から隅まで見ていって満足した。私はカメラを持たずに出たため写真に残せなかったが皆スマートフォンのカメラで沢山撮影していた。今日、集合写真が私にもパソコンに届いた。自然には負けるものの、その自然に高揚している昔乙女たちの笑顔が楽しい。
 
 実に久しぶりに皆と会えてよかった。今日は雨となり、天気にも恵まれていた昨日で本当によかった。元気に、笑ってまた会おうね。昔と変わらずに笑顔で手を振り振りそれぞれ別れた。
 
 昔、いただいた手回しのオルゴールがある。手のひらに乗る小さなものでそうっとネジを回すと愛らしい音がする。曲名は「星に願いを」。絵柄も付いているが映画の「ピノキオ」で歌われる。辛く苦しい夜に一人でこのオルゴールを鳴らして聴いたものだ。
 世界も日本もニュースはスポーツを含めて明るくない。すべてが愛がもたらす明るい日々で満たされるようにとこの年の瀬にも願う。ようやく自分のことを離れて大きなことを願う余裕も出てきた。オルゴールの音色は心に染みた。
 


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2017.11.19

冬を迎える

  Cimg0372__2Cimg0373_ 布帽子を一人で楽しんでいると少し前の小春日和がうそのような初冬の到来。全国的に12月半ばくらいの気温だそうだ。ほとんど衣替えも済んでいたが残りを急ぎ、また防寒衣料、寝具も急いで出した。まあこれでなんとか乗り越えられるだろうと一安心した。
 
 玄関先のハンギング鉢の日ニチニチソウは地植えにして、パンジーに植え替えた。ところで昨年地植えして今年もバンバン咲き誇った白いニチニチソウは相変わらず元気に少なくはなったが咲き続けている。でも、つい味占めてしまったが来期には今年のニチニチソウもまた芽吹いて咲いてほしい。昨年のニチニチソウもまた一緒に咲いていてほしい。
 
 秋田の先生とお社中の先生方と食事を一緒にした時に「辛抱するしかねえからなぁ。一年の内、四ヶ月はほぼ雪ん中だ。でも、やっぱり吹雪くと辛ぇなぁ。」(覚えているのはこういう言葉だったが地元の方からすると間違っているかも。ほぼこういう感じだった)という言葉が出た。本当に、慣れていても大変なんだなあと思った。そして、だからこそ口数少なく、辛抱強い東北の地の方々なのだとも思った。暗くなく、ふんわりと優しい方ばかりだった。
 
 人生の中でもそういう時期がある。大きなことがなくても日常でもそういう時もある。辛抱ね、と思った。辛さを抱えて耐えるのね。そうか、それを私もふんわりと優しく言えるようなおおらかな人でいなくては。パンジーを植え付けながらそういうことを考えた。冬を迎える支度が出来た。この南国での冬は辛抱するようなものではない。しかし、心身共に元気に冬を乗り切って行こう。

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2017.11.13

赤い手拭いで帽子を

 Cimg0360_Cimg0361_ 東北から自分のための土産はぜひ食べたかった「かきめし」の素と一枚の日本手拭いだった。かきめしは牡蠣ファンなので美味しく食べた。もっと買ってきたらよかったとも思った。食品成分の表示などを見て安心できるようだったので喜んで買ったものだ。まあ、もう少し食べたかったのになあと思えるあたりが一番いいのかもしれない。
 
 手拭いは赤の色味が気に入って買った。大体地味目なあずき色などが多いが、この赤は私の心を引きつけて離さなかった。即買いした。全面総柄の手拭いだ。これは家事の時に被るのがいいと思った。パッと顔色が明るくなるし気分も高揚して仕事もはかどりそうだから。
 何日かして、被るのならば赤ずきんちゃんのお婆ちゃんが被っているようなのがいいかなと思い直した。そしてタックを取っては待ち針で留め付けながら帽子っぽい形にしていった。それをここは縫わなきゃという部分だけにしたがチクチク手縫いした。ベル形となったところで裏にバイヤステープを縫い付けてゴム通しかなと思いじっと見つめていると、まてよ、ワードローブが叶わないなと思い直した。それ風なエプロンルックで決められるといいけど何かと制限されそうな気がした。そこで布帽子で行くことにした。
 
 思いつきの行きあたりばったりの作品なので人に見せられるものでもないが、時々被りながら嬉しく仕上げていった。もう無邪気に「見て、見て」と言っちゃおうと決めた。ブリム部分は全て降ろすと怪しい人の感じで、5cm程折り返した。気分ではくるくるとロールアップしてもいいかと思う。こうなったら家事だけではもったいないという更に厚かましい気分になってきた。春夏の一寸したおでかけにも戦力にしようと決心までした。
 とにかく久しぶりにこの調子乗りの本来の私が戻ってきて、私は元の気を取り戻したことを実感した。


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2017.11.08

仙台へ

 Cimg0359_ 秋田の会場の初日の開場を待ち、手入れ済んだばかりの新鮮な生け花作品をしかと時間かけて観賞させていただき、昼過ぎには秋田駅。東北新幹線で仙台へ。田沢湖、盛岡などを通り二時間半かけて仙台に到着。車窓から秋景色も堪能した。心の中には先生方の入魂の作品が時々浮かんでいた。
 
 宮城では、撮った写真はほとんどすべてが生け花作品だ。諸流展の花でなく流派の支部展であり小品からステージいっぱいに広がる作品までたくさんだった。枝物のほとんどがどんなに大きくても買ったものでなく自宅などから調達したものであることに驚いた。さまざまな場の工夫もなされており時間かけてご準備は大変だったであろうとも思われた。どの作品も語りかけてくる生命力に溢れ、感動した。
 同期の一人は解説ガイドまでしていた。子どもや男性、生け花をまったく知らない方々にもわかりやすく、耳ダンボしながら彼女の才能に驚き感心した。私にはこういう才能はないが、しかしこの分野はあった方がよいものと感じ、後で彼女に熱く伝えた。もう一人の同期生も知り合いの方の接待に忙しく、会場は盛況で本当に嬉しかった。昼食時だけいろいろと昔話などした。
 翌日、解説ガイドまでしていた彼女がご主人様と一緒に私を松島観光に連れて行ってくれた。よく晴れてはいたが台風一過の強風であまりに波も高く遊覧船は断念した。臨済宗、瑞巌寺参道の杉の大木が強風で裂かれて真っ二つに割れかけていた。しかし瑞巌寺は圧巻で楽しく、満たされた。
 
 何十年とあまりに長く会っていなかったにもかかわらず、お互いに(写真も持っていないのに)パッと顔見てわかったのは素晴らしいことだった。ちょっと会ってなかったかのように「元気だったー?」の感じだったのが良かった。私は現役でなく休業中であるが、しかと同志として扱ってくれていてありがたかった。生け花はすべて心に迫る素敵な作品ばかりだった。秋田も宮城もはるばる思い切って出かけて行って本当によかった。いずれの先生方も催促とかはまったくなかったが、自分にしか出来ないことがあれば、それと出会いさえすればしっかりと花鋏を持とうという気持ちになった。
 
 花以外で一枚だけ撮った写真は、三越のライオンがハロウィン姿で鎮座していた一枚だ。このハロウィンの日に帰路に就いた。


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2017.11.05

秋、秋田へ

 Cimg0328_Cimg0318_Cimg0317_Cimg0312_  長年飛行機に乗っているが乗り継ぎしての国内旅行は初めてだった。羽田空港が混雑のため遅れて離陸ということで羽田に着いたら秋田上空濃霧で視界不良のため秋田からの便が約1時間遅れた。やれやれで乗り込み、ようやく秋田へ。リムジンバスで秋田駅まで行くと、十何年ぶりかで懐かしい先生がバス停に待っていてくださった。ここで陽気な南国のオバサンよろしく「わーっ!センセー!お久しぶりですー!お変わりなく嬉しいですー!」と飛びついていった。先生はもうすぐ84歳とのことだがどうしてもそうは見えず10歳はお若く思われた。喫茶店で「東北の人たちはあまり自分を出さねえから、少し戸惑ったよぉ。」と仰った。あら、ごめんなさい。でもちゃんと応えてくださって嬉しかった。すみませんでした!
 
 秋田の町は人通りが少なく、静かできれいだ。ポイ捨てのチリなど何処にも見当たらなかった。バスの運転手さんは高齢の方には特に優しく、徹底した安全運転であった。
 写真は駅正面のパネル。そうそう、秋田美人の先生に会えた。それから撮っている私が写り込んだがバス停前の窓に貼ってあるウエルカムフィルム。ゴジラ岩と竿燈、どちらも魅力的だ。
 
 翌日は先生方が生け込みされているので一人で早朝から街探索をした。千秋公園は久保田城城跡はじめ資料館等々があり広い敷地内を楽しんだ。私はここでしばし紅葉狩りだった。静かに歩きながらいろいろな事柄を思い出したり考えたりしてゆったりとした時を過ごせた。その後、千秋公園を出て美術館へ向かった。ここでも開催されている展覧会をゆっくりと観賞した。
 夕方になり生け込み終了間際の会場へ伺った。先生方それぞれが最後まで奮闘されていて美しい緊張感だった。そして懐かしい光景でもあった。時間が来て、先生方の片付け作業の様子も手際よく、気持ち良かった。さすがのものだった。作品は少しだけ拝ませていただいた。一晩置いている内に結構姿が変わるので翌日の早朝から開場までがまた詰め、仕上げの花生けとなる。

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