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2015.12.26

今年の天気は

 Imgp4111_ 先日、バイトの帰りに閉店間際の花屋さんに寄って今年の正月花の花材について伺った。すると驚くべき言葉ばかりだった。どの花材も酷い状態で品薄、入ってもなかなか程度がよくないということ。そんな年はなかった。やれマツが具合悪いとかセンリョウが少ないとか何かに変更がパッと成るようなことは例年あった。しかしそうすべてにわたってとは大変。いくらなんでも熱帯の花ばかりでは季節が表現できない。明日以降、毎日寄っていただければということで「はい」と言って帰ってきた。
 
 確かに今年の天気は酷かった。ガーッと酷暑であったり台風を外しても大雨長雨だったりした。一旦寒くなって紅葉となるはずなのにその時期が無くて紅葉が今一つだったとも聞いた。そしてそういう天気が細長い日本列島ほぼ全体的だった。野菜不足もその通りで全国的だった。このところ野菜が安定してきたので安心していたが花や枝物はそうはいかなかったようだ。
 我が家の庭に出てみると、そういえば例年もうわんさか蕾が付いて咲いているスイセンも今ポツンポツンと咲き出したというところで、まだ2、3本だ。しかも房にわずかしか蕾が付いていない。クリスマスローズもいつも沢山咲くのに今年は出し惜しみっぽい咲き方だ。
 
 新年を迎える花は一番ハレの花だ。どんなに寒くても「少しも寒くはないわー♪」と本気でそう思えるくらい魂が集中する。手は心そのものであり爪先までもが緊張する。その花がハテ揃うのだろうか。花屋さんが「一番いい例がシダレヤナギです。しだれてないのですよ。お茶席は苦労される新年ですね。ただの釣り竿で立ってますよ。」と言われた。はぁ。。。私はタラッとなった。花材、なんとか組めますように。そしてなんとか生け切れますように。年神さま、来てくださいますように。
 


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2015.12.20

スヌーピーのキーホルダー

 Imgp4121_ パッと出る時のバッグの一番上にはスヌーピーのキーホルダーがある。実はたぶんキーホルダーではなく小さなぬいぐるみなのだが、私が自転車の鍵を付けてキーホルダーとしている。自転車に付けていると結構大きいし、シニアでは極めて珍しいだろうし(ジュニアの女の子だったらわかるが・・)不思議に目立っているかもしれない。
 一回だけスーパー内で落としてしまい慌てて届けにサービスカウンターに走ったところ、棚の上に座っていた。「そっ、それですっ!スヌーピーの!」と言って手続きをした。自転車にしては鍵自体も大き目なので「車のキーですね」と言われ「いいえ、自転車なんですよ」と言うと「自転車・・・!?」と、わかりやすい驚きの反応をされた。
 
 小さいとバッグの中でわかりにくいので、わざわざ大きいものに取り付けた。ちょうどよい具合に人からプレゼントされたから。もしかしたらゲームセンターのキャッチャーで取ってきたものかもしれないけど、出所が何処であろうともちろん構わない。そんなにスヌーピーが好きというわけでもないが、こうして見るとお顔というよりも足すべてがプックリしていてとにかく可愛い。
 秋にはネットに入れて丸洗いしてカラッカラッに乾かしたが、また半年は雨風、時には雪に遭うかもしれない。でもニコニコしているから嬉しい。シニアおばさんがガンガン飛ばす自転車で揺れているはず。でもね、君のためにも安全走行しているよ。年末、車は特に急ぐし運転荒い人もいるからね。用心、用心でいきましょ。
 私はまた年末年始のバイトに行っている。家のこともしなきゃ、なのだけど。家のことしてもお金にならないから。(!!??)まあ楽しく自転車で通っている。帰りは真っ暗。ライト、反射テープがキラキラのスヌーピー揺れる自転車走行。寒いけど、楽しい。


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2015.12.12

観楓

 Imgp4113_Imgp4115_ 数日前、高校同級生との食事会があった。忘年会というほどのものではなく、来られる人だけ集まってランチ食べながらおしゃべりしましょ、という感じの食事会だった。初めてのイタリアンレストランだったしネットのクチコミでは相当期待できたのでデジカメを持って行ったのにとうとうおしゃべりしきりでデジカメのことは忘れていた。一人が最後にお店のスタッフの人に頼んでスマートフォンで記念写真撮った時「・・・あ!」と思ったがもう止めた。でも、相変わらず楽しい集まりだった。
 
 今年もこれといって何も行楽の無い年だった。少しさびしいかな。来年からは率先して行楽にも出かけようと思う。生け花やっている時には歳時記をしっかり意識して日々暮らしていた。少なくとも春の花見と秋の紅葉見物は欠かせなかった。市内の行きやすい所でいいから、たとえ一人であってもまたその習慣に戻りたい。
 そんなこんな考えながら庭に出ていて、我が家の庭の隅にある楓(カエデ)を見た。丈が低いカエデだが、案外捨てられない紅葉だ。遅ればせながらしゃがんでジーッと眺めていた。そしてデジカメを取ってきて写真におさめた。落ちている紅葉のカエデの葉も趣深い。またここで、つい行楽なかった私へ神様のお計らいかしらねとか思った。そう思うと微笑んでしまう。そして何にか、どなたへかわからないけど、「ありがとうございます!」って気持ちになる。
 ここのところ全国的に陽気がよくて中には夏日のところもあったようだ。当地でも日中はコート要らずの日が続いている。しかしそれももうやがて終わりだろう。歳末の寒さ、慌ただしさにと世の中は通常に戻って行く。
 
 しゃがんで小さなカエデの木を眺めた時に一休さんのように「慌てない、慌てない」と不思議に思われた。静かで幸せなひと時だった。心穏やかな観楓だった。

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2015.12.03

甦るアンズの木

 Imgp4107_ たぶん大丈夫だろうという庭師さんの話で、我が家の台風被害に遭って死にかけていたアンズが生き返る道を取った。ブロック塀に倒れていた部分をさらに伐って小さくなった。新しい芽が出て枝となり伸びているのが沢山あるが、周囲の草と紛れてしまう感じでよくわからない。幹の途中に寄生植物が生えているが、この草も含めて、なんともライオンに見える。勢いがあっていい。
 しかしどのくらい大きくなるか、そしていつまで私や家族が見ていられるのかはわからない。まして再び花咲くアンズに出会うのは難しいだろう。それでも、そうとわかっていてもその日を楽しみに眺めて暮らそうと思った。
 
夫と夜にあれこれ食べながら観賞しているDVDは中国歴史ものから離れて、今はデンマークの傑作ミステリードラマになった。「THE KILLING」といういささかおっかないタイトルだが、相当に面白くてやめられない。いろんな人間ドラマが折り込まれていて複雑な謎が次々と出てくる。リンゴかじりながら、ヨーグルトやチョコレート食べながら、はたまた焙じ茶飲みながらジーッと観ている。
 アンズは甦る希望が出た。しかしDVDのドラマの方は先ず最初に事件で女性が亡くなる。それからが始まりで、彼女は甦ることはない。人の心に甦ることはあるだろうけど。アンズの木は台風被害とはっきりしている。しかしドラマは不明、その解明と犯人捜査がすべてだから。
 私はまったく異なるこの二つのワクワク感を心に抱いている。珍しく、また不思議な年末だ。


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