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2014.07.21

窓辺の金魚

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 友人のプレゼントで金魚のフェイクがある。彼女の店で目の前に置いてあり、実は本物だと思ったので可愛いけどコップは可哀想かもねと言うと笑われた。「よく間違えられるけど、そりゃ偽物。見てごらん底を。」と言う。よく見ると小さな鉛の重しが沈んでいてそれにくくり付けている釣り糸をたどると浮いているプラスチックのよく出来た金魚さんに行った。「一つあげるね」と言って私にセロ袋に入ったセットをプレゼントしてくれた。
 梅雨明けして33℃の気温の日々が続きハッハッとなっているこの頃、引き出しの中から偶然見つけたこの金魚。一年間すっかり忘れていたが、よい機会なので私もコップに入れてみた。目を凝らして近くで見ると偽物なのだけど遠目にはまったくわからない。それを台所の窓辺に置いてみた。もっと爽やかなブルーのガラス玉なども置いたり小道具にも凝れば雰囲気も出たかもしれないが、やめた。なんとなく気が乗らなくなったから。
 
 台所の窓辺にはロッキンチェァーに座った木製のネコがいる。一応、私が勝手に台所の守り神としている。たまに愚痴ったりして話しかける相手なのに守り神とはなんとも身近な神様だ。とにかくこのネコ神様が横目でジロッと見たあたりで「ヤバイよ、ヤバイよ」と金魚は退散してしまいましたとさ、という感じにして金魚さんはコップから出した。家の中、他の何処にも置かないと思う。涼やかな演出は別な形でやってみたい。水中花は最近まったく見ないがあのように昔の手品でパッと出た時のような原色の花はよかった。あれがリアルな生きた花のような精巧さで出来ていたらドキッとするだけなのだ。だからたとえ安っぽくても愛らしい、漫画のような金魚の方がよかった。ディズニーのニモなどがいいな。

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