« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »

2014.03.29

カイドウが咲く家

Imgp3293_


 カイドウの花が今年も咲いた。他所では今、サクラが満開だ。先に咲いていったウメ、アンズの花もそして他所のサクラも薄桃色のはらはらとした美しい花びらだった。散る時は本当に花吹雪、雪のように思われた。このカイドウはその儚(はかな)さは感じられないがそれがまたよいように思う。色も濃い目の桃色で、サクランボのように下がって咲く。風にゆらゆらと愛らしく揺れている。散り際も可愛い感じがする。

 カイドウの木の背丈は大きくなく、また他の木と密接しているため写真撮る時はごちゃごちゃとした感じになる。花だけアップしたこともあったと思う。今年は思い切って我が家を背景にしてみた。撮る時は狭い所で、あーでもない、こーでもないと苦労した。しかしパソコンに取り込んで見て驚いた。案外良く撮れた。そして一人だったので大笑いした。背景にした我が家がなんとも良く撮れているからだ。およそ築半世紀(壁の吹き付けは何回もしたものの)の家には見えない。欲目で言うならば「素敵」に撮れている。ひとしきり大笑いして、それからまたカイドウの写真を見た。勢いよく伸びてきたスズメノエンドウはじめとする草類も遠目に見ると芝生の庭のように見える。その後ろの我が家をバックにこれまでの家族が総動員して見えた。それがドラマの回想シーンのように育ち、去り、笑い、泣いている姿が見えた。大笑いの後はそうしてしんみりとした。

 カイドウもそうして何十年もこの家の人々を見てきたんだなあと思った。途中でひどい虫食いに遭い大きく切断しなければいけなくなったカイドウだ。それでも小さくなっても毎年きれいで可愛い花を沢山つけて楽しませてくれる。お互い、まだまだ長く一緒に行こうねとカイドウに言いたくなった。

| | コメント (0)

2014.03.24

アミガサユリ

 Imgp3276_


Imgp3279_


 この色とりどりに百花繚乱という時期にずい分控え目に我が家の庭に咲き誇っているのがアミガサユリだ。私は長いことバイモと言ってきたのでアミガサユリと言うと違う感じはするが、バイモの方が別名だ。ユリ科バイモ属アミガサユリ種となっている。ユリの仲間ではあるが釣鐘状に咲き、花の内側に名前の由来であるらしい網目模様が見られる。先端は蔓に似ていてクルッと半巻きしている。趣のある、茶道の場に喜ばれる花だ。姿は細いがしっかりとしている。風で折れたものはない。
 花が地味であり家に飾って似合うステージが見つからないため実は切り花にしたことはない。この花が一番好きという人を知っているので季節には30本ばかり摘んで水揚げしてから一抱えにして持って行く。それだけでもよかった。それだけ摘んでもまた咲き続けてくれる。

 アミガサユリを特に好きでも嫌いでもない。我が家の庭に一時は居るのに気がないと言ったら大変失礼なことだが、これから暑くなっていくという時に目にするという感じだ。あとは、先端の半巻きの蔓状が控え目にしていながらも意外と強(したた)かな彼女ではないかと思われることくらいかな。覗くと見える網目模様も怪しい。ミステリアスな魅力ばかり言ったが茶花らしい渋い趣に溢れている。我が家の庭では陽春を告げてくれる花である。

| | コメント (1)

2014.03.17

雨傘も日傘も

Imgp3262_


 傘を買ったのは普段使いの雨傘が携帯用しかなくなったことからだ。ブログにわりと最近アップした、デイジーの花の一輪が大きく傘の真ん中にあるインパクトある傘だった。それが我が家の裏口に広げて乾かしていて無くなった。風で飛んでいったのかと思ったがまずそれはなかった。ずっと同じようにして雨後の晴れ日に乾かしてきたが無くなるなんてなかった。しかし消えた。わざわざ人の家の敷地内に入ってきて持って行くのか。私は空き巣が1分勝負の仕事だと報道されているのが信じられた。
 同じように何年か前にブログにアップした日傘。これも誰かが持って行った。スーパーで買い物して200mばかり行ってからカートに立てていた日傘を忘れたことに気付き急いで戻った。しかし、無かった。サービスカウンターにも連絡してその後ずっと待ったがダメだった。わずかな時間で消えた。開くと桔梗の花のような形になる気に入った日傘だった。日傘も雨傘もインターネット上のショップで見つけて買ったものだった。両方とも残念で同じものは買いたくなかった。

 なぜ、とは思わない。人は元々弱い。元々悪いのではない。だからそういう瞬間を作る方がいけないのだ。最近はいろいろな店でも万引きがしにくい、目が行き届くようなスタイルになってきている。だから私も忘れものはないか確かめ、わざわざ取り込みに行く裏口には干さないなど心がけようと思った。消えた私の雨傘、日傘、それぞれ今どうなっているのかわからない。しかし、忘れよう。持って行った、見えない人を恨んでも仕方ないこと。
 明日から雨になるという予報。元気にピンクの雨具で出かけよう。そして、もう見える所で管理していこう。

 今日、小さな小さなスミレを洗濯物干している時に足元に見つけた。何処からやって来たのだろう。これまで見たことないスミレだ。薄紫色の可憐なスミレ。私はどんなに心動いても他所から「ラッキー」とか「ちょっと失敬」とか思って連れて来ない。鳥さんが運んで来たのかな。私はその可愛いスミレをじっと見つめた。そして、どなたかのお計らいに、感謝した。

| | コメント (0)

2014.03.16

アンズの花の色の傘を

Imgp3272_


Imgp3280_


 今年も我が家のアンズの木には花がいっぱい咲いた。既にはらはらと花びらが限りなく舞い落ちてきていて、掃き掃除も体力が要る。鼻息荒くわっさわっさと掃いている。さすがバラ科サクラ属のアンズ種だと感心しながらその薄桃色の花びらをかき集めては袋に入れている。やがて実が成るのだが、アンズの実はオレンジ色っぽく、私は残念に思っている。りんごのように赤い実が成りそうな気がするしその方が好みだから。でも「アプリコット」と言うと人はよく分かるのだがオレンジっぽい色の実だ。

 さて、傘を買った。高くても気に入った普段用の傘を買うため出かけたのだが、どうしても気に入るものはなかった。携帯用の傘は何本もあるしそれを普段に使っていようかと思ったが、ふと見た傘の地の色があの薄桃色だった。小花模様だったが、とにかくその薄桃色、このところ毎日見ているアンズの花の色に目が行った。そしてその傘を買った。

 私は比較的寒色系の色が好きで、桃色の傘を買うなど思いもよらなかった。しかし、まあいいか。年重ねてきたから明るい色の方が顔をきれいに見せてくれるよと友人はよくピンクや赤の色味のものをプレゼントしてくれるし、たまには自分で挑戦してみよう。ずっと以前に同じこと思って、実は普段履きの雨靴はピンクを買った。恥ずかしくもなくセットで雨の日を楽しみましょ。

| | コメント (0)

2014.03.11

さようならヘルシーフライヤー

Imgp3275_


 以前、幸運にも某新聞社の懸賞で当選して送られてきたヘルシーフライヤー。今も結構話題の商品であるようだ。しかし数回使用したところで我が家ではきっぱりと決断をした。もう今では揚げもの、油ものをそんなにするものでもないのだから、やはり我が家で油を使って作ろうと。カロリー高かろうが手間かかろうが構わないと。そして元の箱にしまい込んでいた。
 そのヘルシーフライヤーが、話持ちかけて成立した義弟のところに里子に出た。それは急なことだった。送るならば送料も値上がりするので今月中にと夫の弟に私が長々とメールを書いた。それが一昨日。その夜、弟嫁から電話。そして昨日には旅立たせた。
 さようなら、ヘルシーフライヤー。我が家に縁があったのに結局縁が根付かずに里子に出してしまってごめんね。里子先の義弟の家は温かい人ばかりだから心配していないけど、あちらでうまくやっていってほしい。
 
 我が家は最初から揚げものは健康油を一回限りの使い切りだから一応ヘルシーではあるけど、カロリーはやはり高いと思う。それでもそれの方を取ったからには量を摂りすぎないようにしなくては。美味しくても辛抱!


 写真はラッパスイセンの顔のアップだ。スイセン、ミニスイセンと来て今度はラッパスイセンが咲いた。しかし周囲のロケーションが酷くて全体を撮れないためお顔のアップになった。明日には富士山の裾に住む義弟のところに到着するヘルシーフライヤー。「きっとうまくいくよ」その気持ちのように大きく明るく咲くラッパスイセンだ。
 

| | コメント (2)

2014.03.05

ミニスイセン

Imgp3266_


Imgp3270_


 ミニスイセンが勢いよく咲いた。普通のスイセン、ニホンスイセンは茎が細くて弱いので風にも折れて可哀想だったがミニスイセンはその心配がなくて好い。丈15~20cm。明るい黄色はまばゆいばかりだ。何本か摘んできて台所の出窓のところに挿した。白磁の湯呑みにポンと投げ入れ。もうそこでも話を続けているような感じだ。「いやー、家に入ると思ってた以上に古い家だねー」とか「あのオバサン、面白かったねー」とか、呑気な話をしている気がする。

 これから次々と色鮮やかな花が我が家ばかりでなく何処にも咲き百花繚乱の季節へと向かって行く。
 昔を思うと本当に花展というものが少なくなった。もうお付き合いすることも少なくなったけれども、何処に行っても(旅行先でさえも)花展が開催されているとフラッと入って行ったものだ。そして現役でやっている時には真夏以外は花展や研究会で追われていた。今年も賀状で流派同期の人が「どの流派も同じだけど生け花はやりにくい時代が続いてます」と何人かが書いていた。もうそれぞれの土地のトップにいる人たちだからご苦労されているに違いない。私は休業中となっているがずっとこのままかもしれない。自分らしい花を求めて、できるだけ花屋さんで買わない花を生けて花と対話して。楽することを取ったという訳ではない。結果としてそういうことになっているが。ただ生涯修行であることは同じだ。楽しい苦労ではある。自ら選んでいるのだから。

| | コメント (3)

2014.03.02

花散る下で

Imgp3260_


Imgp3261_


 三月になると急に日が長くなったし一気に春めいてきた。毎朝の掃き掃除も梅の花散る下から始める。塀の向こう側に白梅があるがこちら側、玄関前は紅梅だ。玄関開けて出るとうっすらとピンクの絨毯風。もし白梅だったら雪と勘違いしそうな気がする。そしてチラチラと梅の花びらは静かに舞い落ちて来る。ダーッと一気に掃いてもしばらくすると同じような光景になる。

 ウメの花散る下でホウキ持ったままでボーッとしていると空を飛行機が行く。「ああ・・」と見上げるがすぐに去って行く。飛行機見る度に旅ごころ誘われるのだが、バタバタの日常の中にあると、ことさら旅への思いが増す。どこか知らない土地で花吹雪の下、こんな所まで来たなあとか思ってみたい。でもその上を同じような飛行機が飛んで行くのかなあとも思う。そこで、いっそ海外へ。知らない言葉ばかりが聞こえる土地で何の木かわからない見事な花の咲く木、その花散る下で「さあ、明日は何処へ・・?」とか思ってみたい。放浪の旅の果て、女は一体何を求めて何処へ行きつくのか。なーんてねっ。

 しかし、現実は厳しい。ゆらりと妄想していたら時間が経ってしまい、慌てて行ったスーパーマーケットの日替わり売り出し品は売り切れていた。来月から消費税がアップするので今日から少しずつ日用品を買いだめしておこうとしていたが出遅れてしまった。
明日から主婦戦線がんばろー!

| | コメント (0)

« 2014年2月 | トップページ | 2014年4月 »