« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2014.02.24

スマイル

Imgp3258_


 ソチでの冬季オリンピックは閉会した。とにかく起きていられない時間なのでライブで観たものはない。しかしニュースその他でいろんな競技を遅れて観ては楽しんだ。

 浅田真央さん(いつまでも真央ちゃんと言いたいけど23歳の娘さんになられた)の入魂の演技は圧巻だった。天才が努力して得る苦しみ悲しみ喜び、そのすべてが織り込まれていたかのようだった。オリンピックではもう観られないラストランであることから応援してくれたすべての人たちへという思いであったとのことだ。日本中、そして世界の人の心を感動させてくれた。そしてエキシビションではあの上品で愛らしい笑顔を振りまいて「スマイル」辛い時にも笑顔でいよう、笑顔っていいよーと夢のように舞った。やはり「真央ちゃーん!!」と言いそうだった。

 私も彼女と同じくらいの年齢の時に同じくらいの年齢の母親を同じような病で喪った。これまで生きてきて、母を亡くしたことが一番辛い出来事だった。何十年経っても、まだ泣けてしまう。真央さんと違うのは、私が何のスペシャリストでもなく凡人であったということ。私はあの辛さ苦しさから逃れたいこともあって、それから生け花に邁進した。でも普通の娘であって結婚して母親となり幸せでいてほしいという私の母の思いはまあなんとかそうなって、よかった。

 玄関先にビオラが陽を浴びて明るく咲き誇っている。パンジーの小柄な花だ。真央さんのように明るく愛らしく上品で華麗だ。私も彼女のようにおひさまの笑顔でいようと本当にそう思う。何も芸が無いけれど、それならできる。「スマイル、スマイル」で。何回もそんなこと思っていても続かなかったけど、今回は大丈夫。きっと大丈夫。

| | コメント (1)

2014.02.16

紅白梅図


Imgp3257_


 尾形光琳の紅白梅図屏風のように圧巻ではないが、我が家にも塀を挟んで紅梅と白梅がある。今、満開に近い開き方だ。見方によっては枝が交錯している。昨日まで雨が降ったりしたから今日の晴れ模様には勢いが感じられる。なぜか湯気のような雲がバックになった。
 今年の冬は本当に冬らしい冬で、全国各地で積雪がすごい。当地は雪は降っていないが被害が出ないくらいの雪が降っても枝に積もり花は凍えそうに寒いだろうけど、その景観は美しいだろうなあと思う。

 気候の関係はあるのだろうが、花見は家族や友人など誰かと一緒に楽しみたいが、梅見はなんとなく一人でボーッと見ていたい気がする。花見の頃も花冷えはするし着込んでいるが、梅見はまだまだ冬の延長上であり着込んだ上に小刻みに震えながら見上げている。その下で飲食などできない。
 ボーッと見上げては美しさに癒され、冬越えてゆく春の予感にも心弾む。美しい鳥でも飛んで来ないかなあと思った途端、我が家の庭を時々トイレ化しているワイルドな猫がスーッと現れ、「こらっ!」と睨む。 現実の私は万葉の昔の姫様になろうとしていた私とはまったく違うバリバリの主婦だった。

| | コメント (0)

2014.02.10

二月の水栽培

 Imgp3238_


 以前にアレンジメント花籠の整理時に短く切って給水スポンジの土台隠しに使われていた観葉植物のドラセナサンデリアーナ、これを挿し木して根が出たところを鉢に移植した。あれから何ヶ月経ったか覚えていないが、カーテン越しの日当たりよい場所に置いていたにもかかわらず5、6本あったのにただの1本になってしまった。弱ったなと思ってよく見ると生きていないという状態を発見、1本ずつ抜けてゆき1本になった。鉢の土の表面が乾いたら霧吹きで水分補給もしていたしできるだけ状態も見ていたというのに残念だ。私の勉強不足があると思う。ごめんね、ドラセナサンデリアーナ・・。何本も大きく育てて花生けにと思っていたのだが。

 その1本は根洗いして、水栽培に移した。あまり根が伸びていない。最初から水栽培だと水栽培で出た根は土に行くと育たない根であるというので、現在ある根を維持していこう。さらに調べると、初夏あたりまで休眠状態にあるらしい。真冬の水栽培は寒々していてなんだかいじめっぽく感じられたが、「そうか、眠っているんだ」と思うと気が楽になった。台所の出窓のところに置いた。私がよくいる場所であり度々様子も見られるし声かけもできる。北向きだが一応明るい。ここでよく眠っていてほしい。そして先でまた考えようね、居場所は。

| | コメント (1)

2014.02.03

二月のガーベラ

Imgp3227_


 寒さ焼けした葉たちの中から伸びて、小さめではあるが庭の赤い一重のガーベラが一輪咲いた。最初見た時は「えっ!ええっ!?」と二度見したのだが、玄関先では二、三輪ではあるがツツジが咲いている。ここしばらくの日中の陽気は陽春の気候だ。勘違いして「春だー!」と勇み足で咲いてしまう花があってもおかしくない。しかしガーベラが二月に花咲かせたのは初めて見た。しかも近寄って中を覗き込むと若く新しい葉が用意されているではないか。冬に耐えながらしっかりと春に咲く準備ができている。

 赤い一重のガーベラは、やはりイラストレーター中原淳一の「それいゆ」の世界を感じる。レトロなクールビューティだ。きりっとしていて、スカーフ使いが上手なおしゃれさんという感じだ。いつ見ても素敵だなーと思う。そのガーベラがバンと咲く春、早く来い。またこの間違いの陽気は去って本来の早春の趣がしばらく続くのだけど。

 新聞などに「この陽気で○○の花が・・・」という記事が多く載っている。暖冬でもないのだけど植物は待ちきれないのか間違うのか。家族が「ガーベラが咲いてるよね、今時咲くの?」と言ったので「いえ、間違ってます」と言うと「ああ、狂い咲きねぇ」と言われた。そうそう、昔からそういう言葉があったよね。しかしなんという言い方だろうか。「勘違い咲き」「間違い咲き」でないところがすごい。それにしても若い葉々を用意しているガーベラは、分かっていて陽の元に出てきたように思われてならない。

| | コメント (1)

« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »