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2014.01.25

スイセンの物思い

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 冬日の下、ニホンスイセンが今年も咲き出した。庭のあちこちに少しずつ群れている。西洋種も最近では見るがスイセンはやはり個人的にはニホンスイセンが一番好きだ。葉組みをしないで粗野であっても自然のままの方がよいと思うこともある。葉組みしたスイセンは格調高く凛としているし、それぞれの良さがあるのでその時々の気分になってしまうのだが。海岸べりに咲き乱れるスイセンの群れが氷のような風に吹かれている様子を思い描くと、もうそこは名作である小説の世界になる。

 郵便を取って家の中に入ろうとしたけど、もう一度振り返ってスイセンを見た。そしてスイセンの物思いを見つけたように思われた。少し近寄ってしばらく見つめた。それからデジカメ持ってきてちょっと写真も撮った。

 「スイセンさん、元気がないこともないのだけど、私でよかったら話聞くよ。本当に口きいたら怖いけどね。」心の声でしゃべった。そしてなんとなくため息っぽく感じた1本のスイセンの傍でデジカメ持ったまま私はしゃがみこんでいた。
 スイセンはただじっと佇んでいた。その傍で私もまた佇んでいた。しばらくして私は「じゃあね」と小さく言って家に入った。

 わからないが、命あるもの、多様なストレスはあるのではないだろうか。それはある程度の知識で解消できることはあっても、なかなか難しいこともあるように思う。
 しかし黙って傍に寄り添う心が感じられることは幸せな温かさをくれる。私はそれを知っているからこそじっと傍にいた。何もできないけど何かできるかもしれない・・・。何もできなかったが、きっと思いは伝わったのではないかな・・・。また、明日会おうね。

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2014.01.18

苦笑い

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 昨日、購入した自転車の6ヶ月点検に行った。次の6ヶ月目も無料点検だというので嬉しい。私は事故で大破した、前の自転車は年に一度ではあるが有料で点検、整備に出していた。いくら新しいからとはいえ無料だとはウキウキする。幸い何もなくてよかった。「空気入れときましたよ、減ってましたから」と言われ、「えっ!?あのね、毎日乗っているけど少しも減ってないようだったのだけど・・」と言い仕草をすると点検のお兄さんが即言った。「タイヤ、上下に押すのでなくて脇です。横から押して空気の具合見ますよ」「ハハハ!そうだったの!?長いこと思い違いしてた。横っ腹ねっ!わっかりましたー!」点検のお兄さん、苦笑い。

 それから帰宅までの道筋、「いやん、恥ずかしかったー!縦じゃないんだー」と言いながら走っていたら高校生男子がスイスイ抜いていった。なぜかむきになった私はガンガン漕いで抜き返した。すると「ナンダコノヤロー」みたいな感じでもっとスポーツタイプの自転車のその子が楽に抜いていくではないか。「あーん、つまらーーん!」とばかりにバトル。線路沿いの直線道路はうざいオバサン突き放したいハイティーンとむかつくオバサンの一騎打ち。しかし、先の遮断機のところからその子が左折して行った。私はさらに真っ直ぐだ。バカなことして、とこれまた恥ずかしかった。

 一夜明けて今日になり、あちこち痛い。関節痛だ。どう考えてもあの無理が響いたのだ。一大事!ということでもないのに、あんなに必死に漕ぎまくったツケがやってきた。仕方ないなあ。ここで私が苦笑い。

 玄関先にまた今年も寒い盛りの一番咲き、クリスマスローズが花を咲かせ始めた。白く清らかな花だ。うつむいて咲く花は多数あるものの真冬にはあまり見ない。しおらしく辛抱強い花だと毎年思ってきたが、傍を今年の私が「あいたた・・!」と言いながら郵便受けに向かっているから今年はクリスマスローズもうつむいて苦笑いさと思わずにはいられない。

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2014.01.09

うさぎたちの会話

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 気温は低い日だが日差しはあり窓辺にいると温室のようだ。うさぎさんたちの足元にはミニ観葉植物があるのであまり室内ばかり向けずに日中はよく外に向けている。
 ふと見るとなにやら話をしている感じがする。はて何と言い合っているのだろうか。
「人生ってなんやろね。」「うん・・・。」「何か生きた証残すことやろか。」「うん・・・。」「・・・お茶入れようか。」「そうしよう。」・・・とかこんなものだろうか。調子乗りのうさぎは間違いなく私であり、言葉少ないうさぎは夫だ。私たちは思えば長い付き合いだ。日向ぼっこしてこんな話しているのは実に私たちらしい感じがある。

 夫は驚くべき読書家である。最近その少しでも還元しようとホームページを立ち上げた。今日、私のこのブログにもリンクしたので、本好きな方はどうぞ覗いてみていただきたい。あるいはそういった周囲のどなたかにお薦めいただけたら嬉しい。まだまだこれから広げてゆくようなので実にささやかな内容であるかもしれないのだが、身内の手前味噌ご容赦あれ。

 どういった人生の最後であるか計り知れないが、その最後まで人生はわからない。わからないから生き抜く。自分の使命とは何かわからないまま散りゆくかもしれない。だからこそ日々を大切にしたい。ここ数年、同級生やら親しい方々が亡くなられた。早すぎる、早すぎると胸つぶれそうだった。大真面目に一日一日を無駄にしない自分らしい日々にと思い出した。そして最後まで笑顔で、とも。うさぎたちの日向ぼっこを見つめているとその長く伸びた影のように「私の人生」「私たちの人生」が愛おしく感じられる。

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2014.01.02

ダイジョーブ、ダイジョーブ!

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 当地は暖かく穏やかな新年を迎えている。初詣とかドライブ、買い物などに出かける人たちは多いことだろう。あまり関係なく我が家は今朝から毎朝同じパン食となった。夕飯は正月らしいものなのだが。

 今日、初詣に行きおみくじを引いたところ小吉だった。まあそんなものだろうと、「努力せよ、なかなか叶い難いがその内ゆっくりと実を結ぶ」ということなど読んでいたが「病」の項目にがっかりした。「重し。医師に頼め。」ここまで頑張ってきているのに正月早々「重し」とはそれこそ心にドンと来る「重し」だった。まあ頑張りましょとおみくじを結んで帰ってきた。

 そして引き出しを開けるとこのひょうきんな馬さんがいた。これは広告チラシに載っていた馬さんなのだがあまりにバカバカしく楽しいので切り抜いてとにかく引き出しに入れていたものだった。ああ、これがこんな時に力を発揮するとは思わなかった。「ダイジョーブ、ダイジョーブ!」と言っているように見えた。なんだか嬉しかった。
 私は人を励ますことが多い。なのに励まされることはほとんどない。気丈であるから必要なさそうに思われているのではないかな。でもね、励ましてほしい時もある。私は、実は、弱いのだ。恥ずかしがりなので励まされるのは苦手なのだけど。この私のジレンマの中、適当に励ましてきている息子はすごいと感心している。よく私を捉えているなあと思う。言うならこの馬さん風でね。

 とにかく明るくやってゆこう、今年一年。私自身もこの馬さんになって声を大にして「ダイジョーブ、ダイジョーブ!」と言いながら努力精進してゆこう。

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