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2013.04.28

電器釜ケーキ

 ふと思い出して電気釜でケーキを作った。それもわりとアバウトな配合でだったが案外うまくいった。なにしろ市販のホットケーキミックス粉を買ってきて、これをベースに卵と牛乳、ヨーグルトを入れて作った。私の母方の祖母が作ったものを思い出してのことだった。

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 母方の祖母はとにかく人気者で、すごいのは親族で取り合い状態だったことだ。とくに孫たちは取り合いに夢中だった。私の母は長女で、一番よくやってきてくれて嬉しかった。日ごろはお母さんっ子の私も祖母が一緒の時には「おばあちゃーーんっ!!」だった。小さい時だけでなくずーっとそうだった。
 進学して東京では姉と二人住まいだった。ある時、従姉妹の所に祖母が滞在していると聞き従姉妹が仕事に出ている時間に電話で聞いた時のメモを片手に姉と都内の従姉妹のアパートへ向かった。そしてそこで割烹着着た祖母が「ちょっとー!電器釜って便利だねー、何でもできちゃうよ。茶碗蒸しもできるし、今日はケーキさ。」と見せたケーキが忘れられないものだった。食べたと思うが覚えていない。ひたすら従姉妹に嫉妬していた。「おばあちゃん、独り占めして・・!」と。そのケーキがその印象を決定づけた気がする。

 おばあちゃん、生きていたら110何歳かだけど、そのくらいまで元気でいてほしかった。このケーキを切り分けている時に大好きなおばあちゃんの笑顔が浮かんだ。あっ、今、見てるんだーと思った。あの時代にヨーグルトはきっと入れてなかったと思うけど、ヨーグルトで味がちょっとまろやかになった分は私が大人になった分かもね。

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2013.04.22

竹の塀塗り

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 我が家の玄関口と庭との境には竹の塀がある。これに木材腐食止めであるクレオソート溶剤を年に一度塗る。一体、誰が竹の塀にしたのだろうねと思いながら(それは家族なのだけど・・・)あまり気が進まないこの仕事を日中の気温が20度を超える頃の今頃に行う。しかし、私よりも体が大変な夫が黙ってモクモクとやっているのだから私も黙って仕事する。二人ともその時用の作業着で、私はやっぱりマスク姿。

 仕上がったばかりの竹の塀の艶はきれいで、そこまでいくと「やったね」という達成感はある。とは言え年々いろんなことが辛いなあと思えてきていて、もうこうなったら人目は関係なく自分がいくらかでも楽しくなる作業着を用意しなければという考えに行きついた。クレオソートがバンバン飛び散ってもベタッとついても大丈夫なものったって、あまりに地面と同化している色味というのもつまらない。来年、この準備ができていたらいくらか苦痛でなくなるかも。それと、音楽も欲しい。モーツァルトあたりいいかも。

 怠惰なシニアである私は家庭生活を楽しくゆっくりこなしてゆくコツをはっきりと見つけた。五感の出来るだけを楽しませることで活気付くのだ。
 ただ一つ問題がある。程度ものとは思うが、引いた夫が一緒に作業するかしらね。息子なんかは他人のふりして去ってゆきそうだけど、まあ付き合い長いし辛抱して苦笑いしながら耐えてくれるでしょうね。

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2013.04.13

セキチク

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 小さな花苗で買ったセキチクが元気に育ち花が咲いた。一つはピンク、一つは赤。この赤の色味がなんとも好きな赤だ。花束、花籠に挿し色するとハッとするくらい効く。ナデシコの仲間であるからカーネーションとも似ている。上から見るといかにもナデシコ柄の模様のようだ。そろそろ母の日も近づいた。義母に贈る母の日ギフトはネットで目星をつけている。小さなナデシコ柄のハウスウェアだ。ナデシコ柄は風車のような小さな輪も、それを構成している花弁になっても可愛い。和風にも洋風にもなるモダンさがある。

 先日、ウォーキングシューズを買った。やれ割引券やその店舗のポイントを駆使してさんざん安く買うことができて私はニコニコだったが、店員さんが「まだお買い物とかありますでしょ。今ならばこのお品を母の日ギフトにされますとご自宅まで無料配達できますよ。」と言った。「えー、本当ですかー!?じゃー、そうしてくださいー」と即座に私は頼んだ。そして伝票を書いた。途中、「母の日前の一週間の間のお届けですが、いいですか」と店員さん。「急ぎませーん。よろしくー」と言いながら伝票を渡して売り場を去った。およそ一月後に、どうやら母の日ギフトでカーネーション造花が付いてくるらしい。

 セキチク眺めていてそういったことを思い出した。セキチクの赤とピンクがぐるぐる回って輪になって見えた。結果的には母の日ギフトを自分に贈るような感じだが、母としての自分にギフトでもいいかと思い直した。初めて、よく世間で言っている自分にご褒美ギフトというものと出会った気がした。必死に格安にした商品で、笑えるけど。でも、ちょっと楽しい。

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2013.04.05

ハナミズキが咲く!

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 そんなツツジに春だーと思っていたら、事件。それも嬉しい事件。我が家のハナミズキに花が付いた。それはそれは小さな1個の花。まだ半開の状態だ。しかし、それは初めの第一歩。バンザイものだった。 

 私が市政だよりを見て、市の銀婚記念樹配布にノコノコ行っていただいてきて何年も経つ。私が植え、毎日手をかけ水かけ声かけしてきた。最初の内は葉が病気になって、ネットで原因と対処法を学んでからなんとか乗り越えた。ただ、なかなか大きくならず、また未だ花の気配すら感じられなかった。外歩きしていて豊かに花を付けているハナミズキを見るたびにクーッと悔しく思っていたりもした。私が「うーすべにいろのーー」と、要らぬハナミズキソングを歌いかけていたのがどうもいけなかったらしい。途中で気づいて止めたのだが、げんなり感からの脱却に時間がかかったものと思われる。

 やった、やった。私は仕事している夫を呼び出してきて、その小さな、小さな一個の花をじーっと見つめた。育てよ、育て。大きく育ってこの家のシンボルツリーとなるんだよ。夫は「この木はえらく大きくなるんじゃないだろうか」と不安がっていたが、「場所柄と土壌柄、たぶんあまり大きくならないよ」と私は言った。それはまったくわからないことだけど、ただそう言った。小柄でいい、とにかくずっと元気に育ってほしい。

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2013.04.04

ツツジ祭り

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 我が家のツツジが咲いた。どちらかと言うと一斉にある日咲いたという感じだ。駐車スペースのお隣さんとの境に細長く植え込みされている。遠くから見るとミニミニのツツジ祭りといった具合、それって親バカみたいだけど。

 ツツジとサツキの違いは、サツキがツツジの一種であることは間違いない。ただ見分け方は難しい。ある本で以前に読んだのは葉より花が先に咲くのがツツジで葉が出てから花が咲くのがサツキということだった。しかし、我が家で見る限り「ハテ・・・」だ。何やら一斉にすべて出て咲いたようにも思われる。さっき咲いたのがサツキ・・・殺気立っているのがサツキ・・・いやいや白けるダジャレだな。間違いないのは、ツツジがサツキよりも咲く時期が早いということだ。基本的にはツツジが四月半ばからでサツキは五月半ばから咲き出す。生け花教えていた者でも見分けにくいツツジとサツキ。しかし生け花で使う花材ではなぜかツツジばかりだったと記憶している。

 我が家にあるツツジは私がこの家にやって来る以前からあった。品種もまったくわからない。私は昔、アートフラワーという布花造花を習っていたことがあるがツツジも作った。ツツジは本当に造花のペップのような花芯がピッピッと上向きに付いていて可愛い。
 ああ、このツツジを眺めて今年も四月になったと思う。恥ずかしくて人にこれまで言ったことなかったが、やはり我が家は今「ツツジ祭り」だ。
 

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