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2011.10.26

リメイクで花もリフレッシュ

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 先日生けた赤いガーベラの茎は細く、水切りして水を揚げてはいるが長くは同じようにいられず、やがて茎がへたってくる。くたーっと弱った感じになってくる。その時、まだ花自体は元気できれいだ。思い切って短くする。生け花では時々(特に大作の花展の時)ガーベラの茎の真ん中が空洞になっていることを利用してワイヤーを挿して支えたり曲線を作ったりするが、あまり好きではなかった。それも技法ではあるのでやむを得ない時にはやっていたが。
 花の姿を作り変えること、リメイクすることで違った感じに花の印象も変わる。置く場所も変わる。今回、花器は陶製のゴブレットにした。いただいたものの使用したことがなかった器だ。新しくなくてもアンティークでなくても、生活用品に花が入るのは楽しい。厚みのある本の箱、お菓子の空き箱、急須、弁当箱、花を生けたらどうなるかなと考えて、少しでもヒットするものは捨てられない。もし穴が開いていてもオトシを入れて水を入れると立派な花器になる。

 花がリフレッシュすると気分もリフレッシュする。今回のガーベラに限ることでもないが、たとえ花首が覗かないほどの短い丈に生けても「いい湯だな」と花器の縁に大きな花が顎乗せているようにならないようにしたい。わずかな角度、アングルでちゃんと自立して生き生きしているポイントが変わる。そこを見極めて、花器の中に入れた小さな剣山に留める。

 あと数日で年賀はがきの発売となる11月だ。また追われるように日が過ぎる。スッと茎長いガーベラの時には眺めるだけだったがうんと短めて顔もよく見えるようになったガーベラはカジュアルで人なつこい。「ガーンバ!」と笑顔で声かけてくれている感じがする。

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2011.10.20

南阿蘇へ行った

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南阿蘇へ行った。大分から友人が、そして私は熊本からJR豊肥線で立野駅まで。そこで合流して、南阿蘇鉄道のトロッコ列車に乗り終点の高森駅へ。平地より5、6℃気温は低いというネット情報だったが日中は陽気もよく暖かだった。
 昼は清和文楽を鑑賞、夜には清和高原天文台で天体観測をした。この天体観測は外気の中で2時間、これはさすがに寒かった。しかし、写真でしか見たことがない木星やアンドロメダ大星雲などを大きく見ることができて感激した。

 友人は何十年来の付き合いで、日頃は手紙やメールのやりとり。およそ2年ぶりに会うことができた。先の天文台のロッジに泊まって、翌日同じ復路で立野駅に行き別れるまでずっと話しっ放しだった。しんみりする話もあったが、ほとんどは大笑いの話だ。

 静かでおおらかな自然の中にいると、人生の中でのたいていのことはささいなことに思われる。目先のことに振り回されることなく笑って暮らしていきたい。そんなことを思いながら話し疲れて見やった清和高原の風景を写真に残した。この風景は実際の部屋、そして心の部屋の壁にずっと掛けていくことだろう。

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2011.10.12

秋晴れに 笑顔集まり 同窓会

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お粗末な一句から始まり失礼。この間の日曜日は中学校の大同窓会だった。大きな節目の年なので、まったく初めて参加してきた。三連休の中日なので冠婚葬祭なども重なったこともあると思うがそう多い人数ではなかった。言い換えれば見やすい人数だったので、それであればこその楽しさがあった。会合などでは、挨拶や談話に忙しくて本当に食べ損なうことが多い。しかし今回はしっかりと食べた。お酒は飲めないので食べることに専念した。そして時間いっぱい、いろんな人と話して、よく笑った。高校は女子だけだったので、男子がいると話は三倍くらい楽しかった。肥ろうが頭が薄くなろうが、顔見ると昔のままの同級生の男子だった。まっ、女子だって似たようなこと。でも出てきている人たちは元気だからこそ、のこと。参加していない同級生のことは「元気だろうか」「元気にしてるよ」と情報交換。果ては懐かしのフォークダンスもあった。

 日曜日の昼に開催された同窓会。空はすっきりと晴れ渡り、一部、ウロコ雲が広がっていた。あまりウロコ雲に心魅かれないのだが、この日のウロコ雲はニコニコ集まった同窓会のように思えた。

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2011.10.06

赤い一重のガーベラ

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 庭に一株だけあるガーベラは年に3回くらい咲く。それもたったの1輪だけだ。赤い一重の花弁のガーベラだ。私が子供の頃はこれがガーベラという花だと思っていた。近年、このガーベラをほとんど見ない。何十年も生け花やってきたけどお稽古花にも無かった。そして色とりどりの大輪の幾重にも花弁が連なっているガーベラがフラワーデザインだけでなく生け花でも明るくモダンに使われている。茎もしっかりとしていてインパクトもあり重宝する花だ。しかし、この赤い一重のガーベラにはなぜか惹かれる。それは昭和モダンとも言うべき郷愁と魅力があるからかもしれない。中原淳一の描く女性、つまり「それいゆ風」なスタイリッシュなクールビューティ感が滲む。細い白と黒のストライプのようだ。極めて細い茎ではあるがしっかり水を揚げている。また、その葉も絵になる個性派だ。タンポポの葉のようなギザギザカットで濃い緑色をしている。下手でも、よくこの花の絵を書いた。そして刺繍もした赤い一重のガーベラだ。
 年間に何回かしか咲かない、それも1輪だけというガーベラだが私は迷いもなく摘んで家の中に連れてきた。葉は大き目と小さめの葉を1枚ずつ選んだ。花器は、飲む酢が入っていたボトルだ。私は花鋏を持ち、しばらくドキドキした。じっと見つめていて、そして遂にはパパッと水切りして生けた。
 何かわからない、わからないけど心意気が感じられる花、赤い一重のガーベラ。「やってやろうじゃないの。」と小粋な流し目でいるような気がする。この花が日本的な花であるとは特に言い切れないが、一重の花弁の花はやはり本来の日本人の好みだ。国難の今、日本の心意気だとこじつけておこう。

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