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2011.05.21

シャリンバイ

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 空に浮かぶ雲が素敵だったら写真を撮ろうと思って持って出たデジカメ。雲はピンと来るものはなく、その代わりというわけではないが久しぶりにシャリンバイの花に出会った。公道の植え込みだ。私が住む近くでは並木の高木にイチョウやケヤキ、コブシといったものがあり、その下の低木植え込みにシャリンバイがある。大気汚染に強く常緑性があって親しみやすい低木の樹木だ。我が子の幼稚園の送迎をしていて歩いていると大体背丈が似ていた記憶がある。

 花はバラ科で小さく愛らしい。初夏に見かけるがここ数年あまり出会ったような印象がなかったので新鮮だった。葉は肉厚で車輪のように丸く並んでいる。シャリンバイの葉をじっと見ていると本当にくるくる廻っているような感じになることがある。長く乗っていたが車は懐かしくも未練も無い。しかし、ふと自転車を思い出す。初夏の風は汗ばんだ手や体に吹き、過ぎて行った。こういう季節だから自転車がことのほか懐かしく思われたのだと思う。梅雨という季節を思い出せないような初夏の陽気は、感傷ではない笑顔が出る懐かしさだ。

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2011.05.08

千年クスの木

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 端午の節句より少し前のこと。
 千年クスの木の下でのチャリティコンサートに行ってきた。主催している人が親しく、一度は行ってみようと思っていた。今年で三回目のコンサート開催で、何分、東日本の大災害があり中止の案も出たそうだがそれなりのコンサートを、ということだったようだ。陸上自衛隊音楽隊や地元出身のミュージシャンの歌や演奏が繰り広げられた。よくよく知っている方々のオジサン合唱団の歌声もあった。
 千年クスは枝ぶりは少しずつ違うが七本ある。それらは球場の外に隣接して並んでいる。千年生きているとさぞかし大変だったであろうし、またさまざまなもの、事柄をも見てきたことだろう。戦火であったり戦死であったりも。そう思うと、日頃は野球に熱中する人々の歓声を聞き、稀にコンサートがあれば音楽を聞くことはなんと平和で穏やかなことだろう。管理する人や通りかかった人も何か話しかけているに違いない。そういった言葉や音楽、足音などを栄養にして長寿を重ねている千年クス。コンサート最中にパッと見上げて一枚写真を撮った。さらさらと風が渡り、クス若葉はフレッシュグリーンからダークグリーンまでの濃淡の塊を揺らしていた。そして大きな幹に長老のお顔が浮かび上がりそうな感じのクスの木は、やはり嬉しそうに思われた。

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2011.05.06

ショウブの花

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 ショウブの葉は束になっているものを毎年たくさん買う。それから表玄関、裏玄関の軒先にそれぞれ1束を放り上げる。それからそれ以外は束をほぐしてバラバラにしてきれいに洗い、傷んでいるものを外す。今回、ラッキーにもショウブの花が3つ入っていた。ハナショウブと違ってサトイモ科のショウブの花はガマの穂のようで地味だ。花生けしたい思いはあったが、すべて昨晩のショウブ湯に入れた。

 ショウブの葉はスッとしていて本当に刀っぽい。なんとも鯉のぼりや節句飾りと雰囲気が合う。薬草意味合いなので、よくヨモギも一緒に束ねられて販売されているが今回はショウブの葉だけだった。ショウブ、しょうぶ、菖蒲、尚武、勝負・・。勝ち負けはいいか、とにかく元気で、と私はショウブの葉で頭やら肩やらを撫でた。ショウブの葉でハチマキした息子がはしゃいでいた昔が懐かしい。シニアだけのショウブ湯の湯船は静かで、でもやはり温かい。
えっ、またシニアの感傷って?!とーんでもない!虎視眈々と機会伺っていて、まだまだ人生ショーブ!若い時みたいにヌオーッと勢いで行けないけど、イジイジとあと一花二花咲かせたいよ。勝ち負けは本当にいい。このサトイモ科ショウブの花みたいな控えめな花をね。

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