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2007.04.20

忘れな草

 私としては初めての仕事を請けて、バッタバッタの日々が過ぎ、ようやく元の生活に。そんな中で、近くの小さなスーパーでワスレナグサの鉢を買って帰り、翌朝庭に植え込んでいました。今日になって見ると根付いて少し大きくなったように思われました。04200002
小さめのガラス花瓶に生けました。できるだけフワンフワンと自由に伸びた分を選びました。04200004


 ワスレナグサは、勿忘草、忘れな草とも書きます。植物は基本的にはカタカナで書くのですがこれは「忘れな草」と書いてみたい花です。私が一番最初にこの花を見たのは高校生の時です。中庭の掃除当番で見つけました。生物の先生が丹精して管理しておられた植物がびっしりある中庭でした。淡々と掃いていた時、空色の小さな星いっぱいの花がありました。挿してある札でワスレナグサだと判明。青い花はアジサイくらいしか知らなかった当時の私は実際に見たその花に心奪われました。「これだったんだ・・・」
 はるかな昔のこと、「忘れな草をあなたに」という歌が流行りました。そして、なぜかユースホステルのミーティングの終わりに「今日の日は さようなら」と共に歌うことが多かったのです。どーんな花かいなーと思いながらロマンチックに酔ったりして右に左に揺れながら歌いました。そして今、部屋に同居して見つめていると昔とは違う思いで「忘れな草・・・」とつぶやいてしまいます。
 

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2007.04.08

緑を生ける

 数日前に清明を過ぎました。森羅万象が芽吹き、生命力あふれる季節です。私自身は頭がボーッとしていてすっきりしません。春眠なんとか・・・で眠い、眠い。それでも、庭に出ると小さな場所それぞれに生き生きと植物が成長しています。若い葉のフレッシュグリーンははっとする好きな色です。新緑の季節には早いのですがそのわずかな一枝を生けました。

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アマドコロはナルコユリと似ていますが葉の幅が広く、楕円っぽい感じです。わずかに付けた白い花少し。和風スズランという感じがあります。でも、本当に「ちょっと雨宿り・・・」といった風情。何十年も前からあるミニ花器、手のひらに入るくらいです。それに生けてみました。中にはごく小さな剣山があります。

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カエデの枝の先の先は応接テーブルの上にガラスの灰皿に。クリスタルのキューブで留めをしています。目線は上です。夏の感じすらありますが、陽春、そろそろ涼やかさもご馳走になってきました。

 これからが緑が美しい季節本番になってきます。青葉、若葉の季節に、名も知らぬ緑でもいいです。花とは別に、緑(グリーン)を生けてみませんか。葉の表も裏もきれいに拭いて、傷んだ葉は取って、葉取りするのは慎重に。私は少し頭すっきりした気になりました。微妙に揺れる葉先に、無風の部屋の中、ふっと風を感じるのです。
 

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