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2007.02.21

オトメツバキを・・・

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庭に1本、オトメツバキの木があります。2メートルくらいの高さですが、これは私が思いっきり枝をカットしまくり、すーっと幹があって上に丸くまとまって花が咲くという感じになりました。よく見るオトメツバキの花は柔らかなピンクで造花のようにきれいに花弁が並んだものですが、これは違うタイプです。私が仕立てたからそうなったのか、元々がごくわずかにでも違うものなのかは不明です。花時に1輪か2輪だけ濃いピンク色が咲き、他は薄めのピンク色ですが濃いピンクの色味がわずかに班のように入ります。1輪1輪がこれでまたまた個性的になり、実に気に入っています。昨年、写真のアップの無料化でリニューアルしたこのブログの顔にもなっています。

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 オトメツバキを生けました。陶製のスープ皿が花器です。どれも1本1本の枝は短く、いずれにせよ花盛りのオトメツバキをマッスにしました。濃いピンクの花と、その影響を見せるピンクのオトメツバキたちです。02210005

 オトメツバキはおしゃべりなお嬢さんたち。私も話かけていますが、すまして通り過ぎようとすると何か話しかけて来る気配があります。だいたい、オトメっていいよね、昔オトメなんだけど・・・とか言いながら花がらを摘んでいると「言って欲しいこと待っているよ、この人!」とか言ってクスクス笑う気がします。懐かしい女学生時代そのものです。もうセーラー服なんてコスプレでもおぞましいのだけど、そしてあの時のように輝く未来が信じられるものでもないけれど、他の皆と同じに、笑顔と視線はいつまでも変わらないねと言われたい思いはあります。
 

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2007.02.08

バレンタインデーの花

 バレンタインデーの花を生けてみました。スーパーでカスミソウが一束150円で販売されていて、即、買いです。そこで合わせる花を探したのですが無くて、何軒か花屋さんをのぞき、1本の赤いバラを買いました。店主はあまり愛想もよくなく、顔なじみでもないし花1本だけれど客なんだからもうちょっと接客頑張れよと思いながらも、とにかく無事に購入。02080003

 花器は金属製の水差しです。やはり中には渡し木をしてから右半分に挿しています。下にはタオルハンカチの上にレースのポケットチーフを敷いています。小道具としてはレースつながりでレース編みの手袋、その上にはウイスキーボンボンが数個。貴婦人からのプレゼント?!かと思えば、カスミソウが雪のようで、またまた登場のスキーしているスヌーピー。カスミソウは八重咲きで、枝の状態はブワーッとなっています。不自然に見えないようにちょいちょいと隣接する花茎に引っ掛けています。それから小花の1個1個について観察して、省略(取る)して仕上げます。02080005
横から見た姿がよくわかると思いますが、カスミソウの花には「疎」と「密」になっているところがあります。正面から見るとごくわずかに花にカスミソウの花がかかっています。貴婦人の額に少しかかる帽子のベールのような効果です。その奥から上目遣いに見つめられるとドキッとしそうです。ごくわずか、ということが肝心です。

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 カスミソウが残ったので洗面所の窓辺にも。庭からミニバラを摘んできて、ハートの形の小さな花器にカスミソウと一緒に生けました。こちらは渡し木無しですが片側に寄せています。カスミソウは弓なりに流れています。赤い缶ペンケースを開けて、安定も兼ねてそこに入れました。


 特に赤いバラに限らず、もちろん何でも花材はよいのです。ごく普通ながらも私はカスミソウから思い立ちました。明日から、バレンタインチョコのギフト仕事に一週間出ます。忙しいけど、いろんなバレンタインデーのイメージを楽しみたいと思います。思いは家族、恋人、憧れのスターでもよし。ハッピーバレンタインデー!チョコを添えて、花を生けてみませんか。

 

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2007.02.02

ナノハナを・・・


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 ナノハナを見つけて、恥ずかしくもなく「1本ください」で買ってきました。よかった、よかった。開いたツバキにさよならして、ナノハナに替えました。ミニ生け花なので元々が長さは要らず、1本を4、5本に切り分けています。いけばな、鑑賞用のナノハナでチリメンナノハナと言っていましたがチリメンハクサイからの改良品種のようです。アブラナ、ハクサイ、どっちみち野菜です。土の匂いがする感じの、あたたかく懐かしい花です。見え隠れした母の姿。その思い出が映画のシーンのように思い出されます。

 昨年末に急逝した従姉妹の四十九日法要に行った先週、ボーッとしてながめていた車窓からナノハナが目に入りました。それも、わずかではない、一面のナノハナ!温暖な地でもあり暖冬とも言われナノハナが咲いて不思議ではないけれど、あっと声が出そうになりました。かすかに揺れて群れ咲くナノハナが微笑んで手を振るように感じたからです。同級生が逝き、桃の節句の花を生けた日もこの間のようですが、その時もナノハナ生け添えてポッと灯りがついたようで癒されました。一面の菜の花。イチメンノナノハナ。いちめんのなのはな。どれを書いても新鮮な黄色一色の光景が浮かびます。1本を切り分けたナノハナはチビですが、時間とともに驚くべき成長を遂げます。ひょろひょろと、ぐんぐんと。今生けたのは春の気配の感じでよいのですが。

 蓋の「福ハ内」をバンと見せて立てかけました。明日は節分です。心身ともに豆まきして冬とお別れ、明後日の立春にしようと思います。

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