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2007.01.11

続 スイセンをたくさん生けてみましょう

 ちょっとした場所にスイセンを生けてみましょう。コップなどにすっと挿すだけでも清々しくて美しいのですが今回は剣山を使いました。もっとよい場所にしたかったのですが、古くても我が家のメイン、奥行きが20cmばかりしかない書棚ボックスの上です。まず1本を立てました。セットされた葉はティッシュを取ると自然にふわっとなってゆきます。ハカマは見えても大丈夫、凛々しくしています。01100008
ところで花器にしているのは木質は不明ですが生活雑貨で、この頃ではそれらしい料理屋さんではまだあるのでしょうけど、ビールを置き、表面の水気を受ける器で、それこそ「ハカマ」という名のものです。この1本は葉を組み直してきりっとさせたものです。なお、後ろにはわずかな奥行きを感じさせたくまだ若い、短い丈の葉の株を添えています。
そしてたくさん生けてみました。奥行きいっぱいくらいの花器ですが、これはまたお得意の誰からかのいただきものの和菓子の入れ物です。カジュアル感で、よいと直感すると取り置きしています。01110004
上から見るとオトシに生けています。スダレ状の蓋は本体と続いていてすっぽりとかぶさるものですが生け口分だけ開けています。01110005
一種生けですが三部構成です。左側の真っ直ぐの3本の花と葉、葉組みトリオです。その前には花茎だけを寄せて(自然そのものではありえない)脇と正面に葉を流しています。右側は、まだ蕾の形も成っていない若い葉、その中でも極めて動きのある葉の株を傾けて右方向に大きく流して生命力、躍動を出しています。生け口いっぱいにべったりと葉があるわけでなく、間が開いていること、必ず風の通る道があることが重要です。白壁の前だともう少しパッとするとも思いますが、限られた中で、限られた素材でベストを追求するのも大切なこと。たまには花展のような広々したスペースに豪快にスイセンの舞もいいなとは思うのですが。今年は生け花らしい生け花を、と年の初めに誓ったけれども基本的には「生活の中に花を」ということで今回もパパッとした生け花でした。気負わないで、産葉のままのスイセン1本から生けてみませんか。ちょっとナルシストになるくらいわずかな向き、表情を楽しみながら。
 

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コメント

今年もよろしくお願いします。スイセンが沢山咲いてるなんて、本当に羨ましいです。お正月には、誰も来ないのですが、玄関にお正月らしい置物とスイセンを生けました。よわよわしく見えるけど、意外と強くて。つぎつぎに花が開き、とても良い香りを放ってました。
いろいろ参考にさせて頂きますので、今年も沢山書いてください。

投稿: moko | 2007.01.13 10:07

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