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2006.03.03

花鋏とともに

 花鋏を置いて数年、お仏壇のお花以外にはほとんど生けることをしませんでした。避けていたかもしれません。実際にはどういった本心かわからないけど、恋しくなることが怖かったからかもしれません。そんな自分を変えようと、花鋏を手にしました。三十年の思い出は、恥かきベソかき冷や汗かいて笑い泣きしながらです。数年怠っている刃研ぎに出そうと決心、金物屋さんに出かけました。長く職人さんに繋いでくれていました。と、驚いたことに店は無く、レストランになっていました。この頃では手研ぎの職人さんも町内に回って来てくれませんし、私にはあそこがあると安心していたのですが。職業別電話帳で調べて電話しても機械研ぎばかりでした。そうなるとなおさら手研ぎ職人さんを見つけたくなります。別な流派のお花の先生に聞いてみると研ぎに出したことがないということでした。何十年も同じ鋏でもなく買い替えしていっておられるようです。あとは手研ぎに固執しないという先生もおられると思います。それでも、まあ根気よく出会いを待ちながら、芯も締めなくてはグラついている花鋏を持ちましょう。

 近々、私の体の点検整備の時期となります。思い切りよく整えて、晴れて花見もしたいものです。とらわれない、こだわらない。こだわらないということにこだわらない、時にはこだわってみる、そんな私ですが体調と同様に花鋏にはこだわります。自分を整えるように花鋏も整えてあげたいです。

 今月末にココログのバージョンアップが行われます。よい機会、文字だけでわかりにくかった私のブログもビジュアル化にして整えていきたいと思います。WINDY、少し変えてみます。花鋏とともに、風のように。

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